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デノン、CD/SACD独立回路のマルチch SACDプレーヤー
―ピックアップ、出力端子も別構成


12月上旬発売

標準価格:35万円

連絡先:宣伝部
     Tel.03-3837-8915


 株式会社デノンは、マルチチャンネルSACDプレーヤー「DVD-SA10」を12月上旬に発売する。価格は35万円。

 CD部、SACD部を独立構成としたSACDプレーヤー。デジタル部、アナログ部、電源、CD部、SACD部、表示をセパレート化し、CD部とSACD部はピックアップ、サーボ、DAC、出力端子などをそれぞれ独立構成をとる。また、オーディオ回路も別の基板ユニットとし、「CD、SACDの特徴を最大限に引き出す」としている。

 CD再生系には、192kHz/24bitに対応したアナログ波形再現技術「AL24 Processing Plus」を搭載。44.1kHz/16bitを352.8kHz/24bitへハイビット、ハイサンプリング化する。また、パルスデータの遮断帯域を自動可変する適応型デジタルフィルターを採用。低レベル時の再生能力が高いという。

 SACD部はマルチチャンネル再生に対応。DAC後段にピュア・アナログ・FIRフィルターのみを配置し、途中にデジタル演算回路を持たない構成をとる。このため、「DSDの理念通りのピュアな音声出力が可能」としている。さらに、フロントchはモノラルモードで動作。それぞれに差動出力方式のD/Aコンバーターを配置し、CD部の4DAC構成に相当する仕様となっている。

 トランスケースやトランスベースには、内部損失が大きく振動が伝わりにくいアルミ砂型鋳物を採用。トランスは、デジタル、アナログ系で別々のものを搭載している。フロントパネルは15mm厚、インシュレータは焼結合金製。さらに、三重構造のボトムカバーや、二重構造のトップカバーを採用し、振動を徹底的に排除したという。なお、シャーシには銅メッキを施し、高周波ノイズも低減している。

 SACD用の出力端子はアナログ6ch、CD用にはアナログ2ch、同軸デジタル、光デジタルを各1系統装備。外形寸法および重量は、434×345×135mm(幅×奥行き×高さ)、15.7kg。

 

□デノンのホームページ
http://denon.jp/
□ニュースリリース
http://denon.jp/company/release/dcdsa10.html

(2002年11月1日)

[orimoto@impress.co.jp]


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