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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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株式会社日立ディスプレイズは15日、台湾HannStar DisplayにIPS(In-Plane-Switching)方式の液晶技術を中心とするTFT液晶技術を供与することで合意し、契約を締結したと発表した。 IPSはIn-Plane-Switching(横電界)方式液晶の略称。電圧がかかると液晶分子が基板と平行に回転するため、広視野角に加え、見る方向による色調変化や白から黒までの全階調での色調変化が少ないのが特徴。 また、テレビや大型モニタ用途に改良したAS-IPS(Advanced Super-IPS)方式では、開口率をIPS方式から約30%向上させ、高輝度化を実現。更に独自の高色純度カラーフィルタを組み合せることにより、色再現性も向上している。IPSに関する基本特許は、日立ディスプレイズが所有している。 日立ディスプレイズでは、11月よりAS-IPS方式の20型ワイドテレビ用液晶パネルを生産している。今回、「AS-IPS技術がHannStarから高く評価されたことに加え、デファクトスタンダード化の強力なパートナーシップの好機と考え、契約に至った」という。なお、今回の契約には、カラーフィルタ技術や、FCA(Flip Chip Attachment)実装技術の供与なども含まれている。 今後、両社は液晶テレビ市場の拡大に向け、AS-IPS採用の液晶テレビ向けパネル調達に関する将来的な協力関係について協議を続けていくという。
□日立製作所のホームページ (2002年11月15日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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