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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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プラット・コミュニケーションコンポーネンツ株式会社(プラットC2)は、D4出力が可能なMPEG-2対応STB「PCC-1000」(ブロードバンドターミナルボックス)の製品発表会を都内で行なった。 現在、PCC-1000をプラットフォームとして採用するパートナー企業を求めており、想定している供給先は、通信事業者、コンテンツプロバイダー、システムインテグレータ、クリエータなど。すでに受注を開始している。 PCC-1000は、Ethernet(10Base-T/100Base-TX)を備えたSTB。MPEG-2デコードによるビデオストリーミングの再生が可能なほか、電子メールやOpera 6.2によるWebブラウジング機能も利用できる。 なお、今回発表された仕様は、供給先の意向に応じて大きくカスタマイズされる可能性がある。同社によるエンドユーザー価格は「4万円台前半から」としている。
CPUはMIPSで、クロック周波数は300MHz。OSはLinuxをベースに、同社がMIPSに最適化したものを搭載する。また、128MBのCFカードをストレージとして採用しているが、取り外すことは不可能。このCFカードに5~10MB程度のデータ蓄積機能を付加するという。 特徴は、1080i、720pのコンポーネント出力が可能なこと。これは「3、4年先を見越して設計した」ためという。ただし、現状のPCC-1000のコンポーネント出力にはD-Sub15ピンを使用し、アナログRGB出力との兼用になる。将来的には、エンドユーザーの利便性を考え「D端子にしたい」との説明があった。
そのほか、S映像出力、光デジタル音声出力、アナログ音声出力、マイク入力を備えている。コンポジット出力は、S映像-コンポジット変換ケーブルで対応する。 ブラウザはHTML 3.2/4.0に対応。静止画は、PNG、GIF、JPEG、BMP、WBMPの表示が可能で、解像度は1,024×768/720×480/832×480ドット。解像度の低かったこれまでのSTBとことなり、D4出力に対応したためパソコンと変わらない高解像度を実現した。外観は、直径14mm×高さ65mmの円筒形で、駆動にはACアダプタが必要になる。
塚原社長は「マルチプラットフォーム技術により、目的に応じたアプライアンスを低コストで実現するのが当社の強み」と説明。加えて、HD出力という将来的な付加価値により、韓国製STBなどに対抗、2006年にはブロードバンドボックスターミナルボックスが約2,700万世帯に普及すると見込んでいる。
□プラットC2のホームページ (2002年11月21日) [AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]
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