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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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米国の光ストレージ標準化団体「The Optical Storage Technnology Association(OSTA)」は21日(現地時間)、マルチメディアタイトルの統一規格「MutliPhoto/Video(MPV) Ver.1.0」を発表した。 MPVは、PC上でCDやDVDを作成したディスクが、カーステレオやDVDプレーヤーなどあらゆる家電製品で統一して操作できるように、ディスク内のコンテンツの配置や記述方法を規定する規格。 従来、PCで作成したCDやDVDは、PC用に作成したDVDをカーナビで閲覧する際など、ディスク作成時に想定した用途以外で利用すると、操作が行なえないなどの問題が発生する可能性があった。MPVはそうした問題を解消するために、ビデオやテキスト、写真などのコンテンツの種類を区別し、XMLメタデータファイルを用いて、ディスクが規格どおりに再生、操作されるように規定している。 サポートするファイルは、JPEG/MP3/WMA/WMV/MPEG-1/MPEG-2/MPEG-4、AVI/QuickTime(Motiton JPEG)。CD/DVDのほか、メモリディスクやHDD、インターネット上でも互換性を持つという。なお、MPVはロイヤリティフリーとなっており、仕様書もOSTAのホームページで公開されている。 ACD SystemsやArcSoft、Eastman Kodak、ESS Technology、Hewlett-Packard Company、Imation、LSI Logic、MUSICMATCH、Oak Technology、Royal Philips Electronics、Pixel Magic、Roxio、Samsung Electronics、Sonic Solutions、Ulead Systemsなど多くの企業が協力して開発、サポートすることを明らかにしている。 同様の規格としては、Microsoftと松下電器が発表し、Windows Media Player 9での搭載が予定されている「HighM.A.T.」がある。MPVでは、HighM.A.T.でサポート外となっているMPEG-2にも対応しているなど細かな違いはあるが、その開発コンセプトは近い。 □OSTAのホームページ(英文) (2002年11月25日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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