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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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社団法人 日本記録メディア工業会(JRIA)は25日、記録メディア製品の2003年世界需要予測を発表した。記録型DVDは2002年に比べ約3倍の1億9,200万枚となる見込みで、追記型/書換型を問わず、成長を続けると予測している。 オーディオメディアでは、オーディオカセットからCD-Rへの移行が進んでいる。オーディオカセットが世界需要で16%減の6億4,400万巻となっているが、一方で録音用CD-Rは20%増の2億9,500万枚となっており、特に北米/欧米市場での伸びが大きい。録音用MDは、5%減の2億900万枚で、代替メディアの登場や、日本国内が世界需要の70%を以上を占めるニッチ市場であることから、2001年を境に減少基調に入ったとしている。 ビデオメディアは、フルカセットビデオテープが世界需要で5%減の10億500万巻、日本市場で13%減の1億9,300万巻と予測。DVDレコーダの普及が進む中にあって減少傾向とはいえ、特に世界市場では予想以上に健闘していると分析している。ムービー用カセットテープ(Cカセット/8mm/ミニDV)は、世界需要で4%増の2億3,000万巻。ミニDVは19%増となっており、Cカセット/8mmの減少をカバーする形で、今後北米や欧州で本格的な普及期を迎えると予測している。 データメディアに関しては、データ用CD-Rが堅調で世界需要で15%増の70億3,000万枚となり、パソコンでの標準搭載が進んでいるため、今後も安定して拡大していくと予想している。CD-RWは33%増の4億7,700万枚。 記録型DVDの世界需要は、追記型が196%増の1億3,600万枚、書換型が147%増の5,600万枚であわせて約2億枚に近い予測となった。追記型は録画用が21%、データ用が79%、書換型は録画用が43%、データ用が57%となる見込みで、追記型はデータ用が伸び、書換型はデータ/録画用が拮抗すると予測している。
【記録型DVDの2003年予測】
また、あわせてWebアンケートによるDVD意識調査の結果も発表されている。全国のアンケートモニタから14,982人を抽出し、アンケートを行なったもので、そのうち記録型DVD機器保有者は613人。 DVカメラで撮影した映像をパソコンで編集し、DVD化したいという人は73%に及ぶが、実際に編集している人はわずか2%。また、DVDビデオレコーダの購入時に重視するポイントは「安価」が71%、「互換性」が61%となっており、購入時の上限価格は「3万円以下」が35%、「3~5万円」が44%となっている。 また、実際に導入している人のうち、保有レコーダの対応記録形式では、DVD-Rが89%、DVD-RAMが78%、DVD-RWが27%となっているほか、HDDの搭載/非搭載については、HDD内蔵モデルが40%、HDDなしが56%となっている。また、DVDレコーダの良い点としては、「早送り・巻き戻し不要」が74%、「高画質録画」が56%の回答を得ている。 □日本記録メディア工業会のホームページ (2002年11月26日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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