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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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ソニーは、転送速度160Mbps(理論値)、容量1GBを実現した「メモリースティックPRO」を3月21日に発売する。容量1GBの「MSX-1G」、512MBの「MSX-512」、256MBの「MSX-256」を用意し、価格はいずれもオープンプライス。店頭予想価格は、MSX-1Gが92,000円前後、MSX-512が46,000円前後、MSX-256が2万円前後になる見込み。 既存機種では、サイバーショット、デジタルフォトプリンタ、クリエなどの一部が対応している。対応状況は、同社の「動作確認機種一覧」で確認できる。 バイオについてはアップデータで対応する予定。配布時期は未定。ベガなどAV機器の従来モデルについては、対応状況を公表する予定は今のところないとしている。 メモリースティックPROは、現行のメモリースティック(最大128MB)と同じ外形寸法のまま、高容量化、高速転送を可能にしたもの。著作権保護技術のMG(マジックゲート)にも標準で対応している。 新開発の高密度積層構造を採用し、規格としては最大32GBまでの高容量化が可能。1GBのメモリースティックPROの場合、JPEG(500万画素)を360枚、MPEG-4(384kbps、176×144ドット)を350分、MPEG-2(5Mbps、640×480ドットを24分、ATRAC3(132kbps)を1,000分記録できる。 また、現行メモリースティックで採用するシリアル転送に加え、パラレル転送にも対応。複数の情報を同時に送受信できるため、従来の8倍にあたる160Mbps(理論値)の転送が可能になった。最低書き込み速度を15Mbpsと規定しており、DVD並みの高画質動画の記録再生が可能になるという。 なおメモリースティックPROには、メモリ領域とは別に、管理データなどを記録するシステムファイル領域を設けている。このため、実用量はMSX-1Gが940MB、MSX-512が460MB、MSX-256が220MB。動画記録中、システムファイル領域に一定間隔で管理データを記録することで、書き込み中のメディアの取り出しや電源断が発生した場合でも、記録データの喪失を最低限に抑えられる。マジックゲートの基本データもシステム領域に書き込まれている。 またシステム領域には、将来実現する拡張機能を搭載する予定。現在のところ拡張機能として、「アクセスコントロール機能」が挙がっている。 同時に、128MBメモリを2個搭載した容量256MBの「MSA-128S2」も同時に発売する。スティック裏面のスイッチで切り替えて使用する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は18,000円前後になる見込み。
□ソニーのホームページ (2003年1月10日) [AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]
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