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セントラルホールの中央部に大きなブースを構えるSamsungは、10日掲載のZooma!でレポートをお伝えしているとおり、新型のDVDレコーダやHDD内蔵のMPEG-4カメラなど、注目される製品を多数出展。今回最も力の入ったブースの1つといる。 ■ 完成度の高いプロトタイプBlu-rayレコーダを出品
まず、注目されるのは、今回が初出展となるBlu-rayレコーダ。今回のCESでは、ソニーや松下電器などBlu-Ray陣営各社がレコーダを展示しているが、昨年から大きなアップデートが無いものが多い。 そうした中、Samsungは、ATSC対応デジタルテレビチューナを内蔵した「BD-1000」を公開した。プロトタイプではあるが、実働デモも行なわれている。一足先に量産モデルにかなり近い形に具体化した格好で、大いに注目を集めていた。 書換え型のBlu-ray Discメディア(SamsungではBO-REと表記)と、再生専用メディア(同BD-ROM)のほか、DVDやCDの再生にも対応しているという。Blu-ray/DVD/CDの3メディアに1つのピックアップで対応し、Blu-rayの2層記録も可能という。 他社のBlu-rayの参考展示のように、コンセプトモデル的で「次世代」を意識させるようなデザインとは異なり、落ち着いたデザインとなっているのも印象的だ。本体サイズは440×400×120mm、重量は12kg。 ブースでは、BD-ROMを用いた再生デモが行なわれているほか、液晶ディスプレイを使ったプレゼンテーションも行なわれており、訪れる人たちも真剣に見入っていた。
■ DVDの1080i/720p出力に対応したDVDプレーヤー
また、DVDの映像を1080i/720pにアップコンバートして出力するHD対応DVDプレーヤー「DVD-HD931」も出展されている。6月に発売予定で、実売価格は349ドル前後の見込み。 DVD-HD931は、DVDの480p(i)映像を1080i/720pにアップコンバートしてHD対応テレビに表示可能にするDVDプレーヤー。同社の「DNIe(Digital Natural Image engine」と呼ばれる画像エンジンとファロージャの「DCDi」を搭載するほか、DVDオーディオにも対応する。 出力端子はコンポーネントやS映像のほか、DVIを装備しており、実際にDVI出力してデモが行なわれていた。本体サイズは430×240×60mm、重量は2.5kg。 ■ 無線経由でPCのコンテンツを視聴できるDVDプレーヤー
「DVD-W800」は、IEEE 802.11bを利用して、PC上のコンテンツを視聴することができるDVDプレーヤー。近日中に発売する予定で価格は未定。 本体とパソコンとの間をIEEE 802.11bの無線LANで接続し、PC上のビデオやオーディオなどをDVDのリモコンで操作、再生できる。 対応形式はMPEG-1/2、MP3、JPEGなどで、ビットレート上限は2.4Mbps。VideoCDやSVCDの再生が可能となっている。なお、DVDプレーヤー部はプログレッシブ表示に対応している。
□2003 International CESのホームページ(英文) (2003年1月12日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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