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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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■ シャープ、2月発売の回転する最新ビューカムを展示 シャープブースでは、日本国内で1月8日に発表されたばかりのDVカメラ「Viewcam Z」シリーズが展示された。 Viewcam Zの最大の特徴は、任意のアングルで撮影できる「ラク撮りグリップ」と呼ばれるカメラ部が回転する機構にある。実際に試してみたが、これまでのグリップホールドタイプのDVカメラではしゃがまなくてはできなかった、「下からあおるように撮る」といったことも、立ったままできる。これはなかなか画期的だ。
また、本体内側にバッテリを格納できるのは、スタイルがよいだけでなく、手前側の操作ボタンのアクセシビティ向上にもつながっており好印象。液晶ファインダーは、高速応答性に優れ動画表示に適した、2.5インチサイズのカラーCGシリコン液晶を採用。それも半反射型タイプで、太陽光下においても高い視認性を発揮できる。
液晶パネルのバックライトは、LAMPボタンを押すことで随時オンオフが可能となっている。説明担当者によれば日中の屋外使用時はLAMPオフ状態で、屋内、あるいは周囲が暗いときのみLAMPオン状態で使用することで、バッテリ駆動時間を飛躍的に伸ばせるという。 日本国内モデルは133万画素CCD+ストロボ機能付きモデルの「VL-Z7」と68万画素CCD+ストロボ無しの「VL-Z5」の2機種が発表されたが、北米ではビューファインダを白黒化したモデル「VL-Z3(U)」、USB端子やSDカードスロットを省略した「VL-Z1(U)」の4機種のラインナップとなっている。なお、日本での下位2機種の発売の予定はないとのこと。
北米では、VL-Z7(U)が899ドルで2月発売予定、VL-Z5(U)が799ドルで3月発売予定、VL-Z3(U)が699ドルで4月発売予定、VL-Z1が599ドルで5月発売予定となっている。
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■ Philips、DVD+R/RWレコーダを4月に699ドルで発売 Philipsブースでは、DVD+R/RWレコーダ「DVDR75」と「DVDR80」の2製品が展示された。ブース内では、DVD+R/RWの先進性を訴え、「DVDレコーダの本命はDVD+R/RWである」とアピールしていた。 日本市場では、PC用ドライブはともかくとして、DVDレコーダ機器においてはDVD+R/RWは完全に出遅れた感がある。一方、VHSデッキが主流で、DVDレコーダの認知度がまだ低い北米では、ある意味、同じスタートラインに並んでいるともいえ、その売り込み姿勢は非常に積極的だ。 DVDR75は4.7GBメディアに最大6時間の録画可能で、i.LINK経由のDVカメラキャプチャにも対応したベーシックモデル。発売時期は4月を予定しており、価格は699ドルとなる見込み。この価格なら、DVD-R/RW/RAMレコーダに対しても価格的にも十分競争力がある。 一方、DVDR80は、DVDR75の基本機能を継承しつつ、ファロージャのDCDi機能、電子番組表&コンテンツ管理機能を搭載した上位モデルだ。なお、DVDR80は8時間録画が可能な超長時間モードにも対応する。価格は799ドルで、発売は4月を予定。
会場の説明担当は、「DVD+R/RWはファイナライズしなくてもDVDプレイヤーで再生できる。ファイナライズしたあとも追記できるのはDVD+RWだけ!」とそのアドバンテージを強調していた。しかし、記録型DVDデバイスが普及していない北米の現地来場者にはピンと来ないようで、むしろ「+」と「-」の2タイプあること自体に驚いている人が目立った。 担当者が「+」の有利点を説明するたびに、「なぜ2つの記録型DVDメディアがあるのか。わかりにくいじゃないか」と詰め寄られていた。彼に直接の責任はないのだが……。アメリカではまだ記録型DVDメディアの認知度が低い。北米におけるDVDレコーダ戦争はもしかすると日本とは違った局面を迎えるかもしれない。
■ カシオ、光学ズーム搭載EXILIMの実動モデルを展示 世界最薄デジカメとしてセンセーショナルに登場した「EXILIMシリーズ」に新モデルが登場した。従来モデルの弱点は、固定焦点、マクロ機能がない、光学ズーム機能がないといった点がある。
今回発表された新EXILIM「EX-Z3」では、その弱点が一挙に解決された。焦点距離は通常時40cm~∞となり、最短撮影距離はマクロモード時は6cm~50cmとなった。そしてレンズはF2.6~4.8、35mm~105mm(35mm判換算)の光学3倍ズームレンズを搭載する。 発売時期は3月を予定、価格は5万円前後となる見込み。なお、従来機は今後も併売していく方針だ。
ホワイトバランスモードはオートのほか、4モードを用意。CCDは1/2.5インチ320万画素、原色フィルターを採用。静止画の最大記録解像度は2,048×1,536ドット、動画は音声付で320×240ドット(12fps/最大30秒)、フォーマットはMotion JPEG。 回路設計、光学設計が一新されたこともあり、厚さは2倍の22.8mmとなってしまったが表面積はほとんど変わっていない。なお、MP3再生機能搭載モデルは用意されない。 付属するクレードルにある「スライドショー」ボタンは、文字通り、撮影した映像を順番に表示するスライドショーを実行してくれるもの。「一括転送」ボタンを押すと、PC側に撮影映像を一括転送される。また、クレードルに設置してWebカメラとしても活用できる。
実際、撮影された映像やそのプリントを見ることができたが、来場者も口々にその画質に驚嘆していた。EX-Z3は、薄型デジカメのカテゴリには含まれるが、どちらかといえば「メインで使える実用デジカメ」を目指して開発された感が強い。強烈な個性は先代モデルよりも薄れたが、デジカメとしてのポテンシャルは確実に高くなっている。
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□2003 International CESのホームページ(英文) (2003年1月12日)
[Reported by トライゼット西川善司]
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