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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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韓国Samsung Electronicsは16日、ソウル市の同社本社において2002年第4四半期及び通期の決算を発表した。また、2003年の設備投資や、重点的に取り組む事項を明らかにし、日本市場では、液晶テレビとDVDプレーヤーの販売に注力するとした。 ●2002年通期決算は減収増益 2002年第4四半期の売上高は10兆7,200億ウォン、純利益は1兆2,000億ウォン。2002年通期では売上高40兆5,115億ウォン(前年比約2兆ウォン減)、純利益7兆518億ウォン(前年比約4兆ウォン増)。なお、16日現在のレートでは、1ウォン=0.1005円。同社では、IT業界において世界第3位の利益を上げたとしている。
2003年の設備投資額についても触れ、総額で6兆ウォン(前年比1兆8,000億ウォン増)とした。うち、5兆ウォンを半導体事業、3,000億ウォンを通信事業に、7,000億ウォンをデジタル家電、白物家電などに当てる。また、半導体事業のうち、メモリに3兆2,000億ウォン、非メモリ半導体に8,400億ウォン、LCDに8,600億ウォンを当てる。 さらに、米Business Week誌によるブランド資産評価が、2001年の64億ドルから、2002年は83億ドルに増加したことを述べ、世界的なブランド力を付けつつあることを述べた。 ●Samsungのビジョンは「デジタルのビビンパ」 同社は、今後のビジョンを「Leading the Digital Convergence Revolution」とし、「各種のデジタル機器の融合により、ライフスタイルに変革をもたらす」と説明した。また、Digital Convergenceについて「デジタル技術のビビンパ(韓国風混ぜご飯)」と解説した。Digital Convergenceによる製品の具体的な例として、PDAフォンなどをあげた。 日本市場では、液晶テレビとDVDプレーヤーの販売に注力するとした。液晶テレビに注力する理由として、市場がブラウン管からの移行期にあり、プレミアムイメージを作りやすいことをあげた。またPDPとの比較では、画面サイズ1インチあたりの価格競争力が高く、省電力で寿命が長いこと、また、PDPよりも薄く、明るい製品を作れるといった利点があるとした。 □Samsung Electronicsのホームページ(英文) (2003年1月17日) [tanak-sh@impress.co.jp]
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