三洋電機、USB音声入力対応のオーディオ用DSP －Dolby Virtual、SRS、AViSSにも対応可能

1月よりサンプル出荷 連絡先：セミコンダクターカンパニー 　　　　　セールス&マーケティング事業部 　　　　　マーケティング部 　　　　　Tel.03-3837-6401

　三洋電機株式会社は、USB音声入力を搭載したオーディオ用DSP LSI「LC75020E」を1月よりサンプル出荷する。2003年第3四半期からの量産を計画し、サンプル価格は1,800円。

　ミニコンポ、CD/MDラジカセなどに向けたホームオーディオ用の24bit DSP。ADC、DAC、サラウンド機能だけでなく、USB 1.1(オーディオクラス1.0)などの各種入出力も1チップ化している。同社では応用例として、DVDミニコンポ、DVDカラオケシステム、USBオーディオ搭載ミニコンポを挙げている。

　搭載するのは、3系統のアナログソースセレクタ付きの2ch ADC、電子ボリューム内蔵の2ch DAC、マイク用1ch ADC、DIR(デジタル・インターフェイス・レシーバ)1系統、DIT(デジタル・インターフェイス・トランスミッタ)1系統、入力1系統/出力2系統の3デジタル線入出力、USB音声入力端子など。

　また、ソフトウェアによるカスタムサラウンドアルゴリズムを作成可能で、同社によるソフトウェア開発も発注できる。ユーザー向けDSPソフトとしては、Dedekind(デデキンド)、Dolby Prologic、Dolby Virtual、SRS、AViSS、カラオケマイクエコー、グラフィックイコライザ(3バンド)を予定している。

　パッケージはQIP100Eで、5V時の電源電圧は4.75V～5.25V。SN比、ダイナミックレンジは90dBとなっている。

□三洋電機のホームページ
http://www.sanyo.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sanyo.co.jp/koho/hypertext4/0301news-j/0120-1.html

(2003年1月21日)

[AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]

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