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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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松下電器産業株式会社は、DVDオーディオ対応のプログレッシブDVDプレーヤー2製品を4月20日より順次発売する。マルチチャンネルDVDオーディオ対応の「DVD-S75」と、「DVD-S35」の2モデルが用意され、「S75」が5月10日より、「S35」が4月20日より発売される。 価格はともにオープンプライスで、店頭予想価格は、「S75」が24,000円前後、「S35」が20,000円前後の見込み。
ともにDVDオーディオに対応したプログレッシブDVDプレーヤーで、DVD-RAM(DVD-VR形式)やDVD-R、MP3/WMA/JPEGを収録したCD-R/RWの再生に対応する。
両モデルの違いは、「S75」のみアナログ5.1ch出力端子を搭載し、DVDオーディオのマルチチャンネル出力に対応するほか、デジタルノイズリダクションなどの高画質化機能、「ダブル リ.マスター」などの高音質化機能を備えていることなど。また、本体サイズはS75の方が8mm薄い。 両モデルとも、Microsoftと松下電器による、PC上のデジタルコンテンツのAV機器での利用を簡便化するための保管/再生/検索に関する統一規格「HighMAT」に対応している。HighMAT対応機器は本機と、同時発売のMDステレオシステム「SC-PM77MD」が世界初となる。 10bit/54MHzビデオDACを採用し、プログレッシブ出力に対応。音声DACは、24bit/192kHzに対応する。また、1.4倍速(字幕付1.2倍)の音声付再生が可能な「早見/早聞き機能」や、0.9倍速(字幕付0.8倍)の「遅見/遅聞き機能」も搭載している。遅見機能の搭載は、DVDプレーヤーでは世界初としている。 そのほかにも、画像を拡大して縦幅をTV画面の縦幅に合わせ、黒帯をなくす「ぴったりズーム機能」機能も備える。ズーム倍率は、1~2倍の間でマニュアル調整できる。また、字幕の輝度をマニュアル調整(0.5~1倍)または、画面の輝度に適応して自動的に変化させる「字幕輝度調整機能」や、字幕を下方向に手動で移動できる「字幕位置調整機能」といった字幕関連機能も充実している。 「S75」では、映像、音声関連の機能を強化。映画などで人物の背景に生じるノイズのみを取り除き奥行き感を再現する「デプスエンハンサー」や、「MPEGノイズリダクション」、ブラウン管/液晶/プラズマなど表示機器に合わせて、明るさやコントラストを調整する「モニターセレクター」を装備する。 また、アップサンプリングや高域補完処理により、音楽CDやMP3/WMAなどの圧縮音楽を高音質で再生する「ダブル リ.マスター」を採用。同機能には、PCM用の「アドバンストデジタル」と、WMA/MP3用の「コンプレッションデジタル」の2モードが用意されており、各オーディオソースの高音質化が可能となっている。そのほかにもオーディオ再生時にビデオ信号をOFFにしてオーディオ回路への干渉を排除する「オーディオオンリー」や、電源回路からのノイズを排除した「バーチャルバッテリー電源回路」を搭載している。
(2003年3月19日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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