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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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ソニーは、IEEE 802.11a方式を採用したワイヤレス液晶テレビ「WEGA(ベガ)」を発売する。17V型の「KLV-17WS1」と15V型の「KLV-15WS1」の2種類をラインナップし、「KLV-17WS1」が5月10日発売で価格が21万円、「KLV-15WS1」が6月1日発売で、価格が16万5,000円。カラーリングは「KLV-17WS1」がブラック、「KLV-15WS1」がシルバーとなる。
ワイヤレス液晶ベガは、映像・音声を受信するディスプレイ部と、地上波チューナを内蔵した送信ユニット「メディアレシーバー」で構成される。17V型と15V型の2サイズを用意するが、画面サイズとカラーリング以外に大きな違いはない。
最大の特徴は、ワイヤレスの映像配信に業界初の、IEEE 802.11a方式を採用したこと。IEEE 802.11aは、5GHz帯を使い、最大52Mbpsの伝送速度を実現する無線LANの規格。高速な転送速度に加え、電子レンジなどで使われている2.4GHz帯との電波干渉が少ないという特徴がある。 ワイヤレス液晶ベガでは、テレビ番組や外部入力の映像と音声を、メディアレシーバでMPEG-2にリアルタイムエンコードし、IEEE 802.11a方式を使用して最大ビットレート24Mbpsでディスプレイへ配信する。このため、同社のエアボードなど、IEEE 802.11bを使用した製品よりも高画質を実現したという。同社ではこの技術を「Hi-Bitワイヤレス」と名付けている。 なお、安定した送受信を行なうため、メディアレシーバーに接続可能なパラボラアンテナ「AN-WS1」も標準で付属している。メディアレシーバー背面の専用端子に2mのケーブルで接続し、設置の自由度にも配慮。ディスプレイ部に向かって電波を重点的に送信できるという。家屋内の場合、良好な電波状況で通信できる範囲は10~15m程度。また、メディアレシーバユニットとAVマウスを併用することで、ディスプレイ部に向けてリモコン操作を行なうだけで、レシーバユニットに接続したほかのAV機器のコントロールも可能。 液晶パネルは、「KLV-17WS1」が1,280×768ドットのワイドXGAパネル、「KLV-15WS1」が1,024×768ドットのXGAパネルを採用。どちらも3次元Y/C分離回路を搭載し、D1入力端子を1系統装備する。また、新しいベガシリーズに採用している高画質化回路「ベガエンジン」のコア技術の中から、液晶テレビに有効な技術を搭載しているという。 さらに、米SRS Labsが開発した音質改善技術「WOW」も搭載。広がりと迫力のある音響が楽しめるという。なお、両機種ともプレイステーション 2などを接続可能な、AVマルチ入力端子を装備する。
【主な仕様】
(2003年3月26日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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