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株式会社ゼンテック・テクノロジー・ジャパンは28日、情報端末機器のディスプレイ上で、文字やグラフィックスを鮮明に表示させる米Ductusの特許技術「ClearView」の全世界における独占販売権を獲得したと発表した。デジタルテレビや携帯電話、PDA、カーナビといった分野を対象に、ロイヤリティ・ベースのライセンス販売を行なう。 ClearViewは、アンチエイリアス処理された文字やグラフィックスを合成し、情報端末機器のディスプレイ上で表示するベーステクノロジの総称。ベクタデータのグラフィックや、フォントなどをリアルタイムでアンチエイリアス処理し、高速に描画する。文字や図形の拡大、縮小、回転などに加え、曲線の処理にも対応している。
解像度の低いディスプレイ上でも鮮明な画像が表示できるため、ディスプレイ領域内でより多くの情報を表示することができる。また、ビットマップ・フォントやアウトライン・フォントのヒンツ情報を必要としないため、TrueTypeあるいはType1フォントからヒンツ情報を取り除き、フォントデータサイズを半分程度に縮小可能。表示可能な言語は、英語、日本語、韓国語、中国語。
メモリ使用量が小さく、組込みシステムに利用できる「ClearView Embedded」と、MIDP/DoJaに対応した「ClearView ME(Micro Edition)」、「ClearView HW (Hardware)」の3種類を用意。ClearView HWは「Verilog HDL」で提供され、すでに発売中の松下電器製BSデジタルテレビや、STBにも採用されている。 なお、同社は5月26日より、ClearViewの評価用キットとして、Windows上で動作するEveluation Kitの配布も開始している。
(2003年5月28日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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