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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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ティアック株式会社は、オランダVan den Hul(VDH、バン・デン・フル)のMCカートリッジ4機種を5月末に発売する。 ランナップは、「VDH-COLIBRI」(60万円)、「VDH-BB-SPX」(56万円)、「VDH-FROG」(25万円)、「VHD-MC-10S」(135,000円)。COLIBRIとBB-SPXは受注生産となる。 全モデルとも、結晶体の接触度が高く、導電性に優れた「MCコイル線材」を採用するMCカートリッジ。ポリカーボネイトでボディの軽量化を実現したほか、カンチレバーには、粘り強く耐久性に優れたボロンを採用する。 なお、受注生産のCOLIBRIとBB-SPXは、ユーザーの名前を記入した木製の箱に収められる。
■ VDH-COLIBRI 音響空間表現に優れた「XCバージョン」と、ダイナミックな表現に優れた「XGバージョン」を選べるMCカートリッジ。さらに、それぞれについてポリカーボネート材樹脂を使用する「Pタイプ」と、金属性ボディの「Mタイプ」を用意する。ボディカートリッジ自重は、XC、XGともにPタイプが6g、Mタイプが7.4g。 XCバージョンには、出力電圧0.65mV/chのMC(Matched Crystal)カッパー線材を採用。クラシック再生に向くという。一方、XGバージョンは、0.4mV/chのMCゴールド線材を使用し、「ジャズ、ポップスファンにお勧め」(同社)。
また、磁気回路を針先に近づけるため、フロンとポールピースを取り外し、カンチレバーの有効長を半分にした。これにより、「直線性に優れた磁気変換特性を実現した」という。 針圧は1.35~1.5g。推奨負荷インピーダンスは、XCバージョンが2.5~47kΩ、XGバージョンが500Ω~1kΩとなっている。再生周波数帯域は5~65kHz。チャンネルセパレーションは35dB以上(1kHz)。
■ VDH-BB-SPX
出力電圧に違いにより、0.50mV/chの「STバージョン」と、0.65mV/chの「HOバージョン」を用意する。STはクラシック向け、HOはジャズ、ポップス向けとしている。
■ VDH-FROG/MC10-S 共に、MCシルバーコイル線材を採用したMCカートリッジ。出力電圧は0.65mV/ch。ポリカーボネイト製ボディや、ボロン素材採用のカンチレバーなど、上位モデルと同じ特徴を受け継いでいる。
□ティアックのホームページ (2003年5月30日) [AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]
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