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MTV3000W用2番組録画ドライバをパワレポに収録
-ノンサポートで限定的な提供


FEATHERとふぬああの動作イメージ(写真ははめ込み合成)

5月29日発売


MTV3000W

 カノープス株式会社のTVキャプチャカード「MTV3000W」用の非圧縮2番組同時キャプチャドライバ「ZZドライバ(通称)」が、インプレス刊の「DOS/V POWER REPORT 2003年7月号」(5月29日発売、税別933円)の付録DVD-ROMに収録された。

 ZZドライバは、MTV3000Wで2番組の同時キャプチャを可能にするドライバ。MTV3000Wは、2系統のテレビチューナを装備し、2番組の同時視聴(2画面表示)や、裏番組録画が特徴の製品だが、2番組の同時録画は行なえなかった。

 今回のZZドライバは、1系統(Aチューナ)をMTV3000WのハードウェアMPEGエンコーダで、もう1系統(Bチューナ)をDirectShow対応のキャプチャソフトを使用して、キャプチャできる。このときのBチューナのキャプチャデバイスは「MTV Capture ZZ」となる。

 Bチューナ側の録画ソフトには、「AmCap」(DirectX 9 SDK付属)や、「hunuaaCap」、「Windows Media Encoder 9」などのDirectShow対応キャプチャソフトが必要。また、キャプチャ時には、HW-MPEGモードの2画面モードで利用する必要があるほか、BチューナのチャンネルやNR設定などはあらかじめFEATHERで設定しておかなければならない。また、Bチューナ用の音声はサウンドカード経由で録音する必要があるなどやや敷居が高い。

WCAPTEST
写真ははめ込み合成

 そのため、ZZドライバはあくまで「研究・開発用」と位置付けられ、現在のところ、DOS/V POWER REPORT 2003年7月号の付録DVD-ROMなど限定的な配布のみが行なわれている。

 以上のようなことから、このドライバはカノープスのサポート対象外であり、問い合わせも受け付けていない。

 なお、ZZドライバではハードウェアエンコードによるMPEGキャプチャとソフトウェアエンコードによるAVIキャプチャを同時に行なうため、非常にスペックの高いPCが要求される。そのため、同社では「WCAPTEST」というベンチマークソフトをあわせて提供している。


□カノープスのホームページ
http://www.canopus.co.jp/
□製品情報
http://www.canopus.co.jp/catalog/mtv3000/mtv3000w_index.htm
□「DOS/V POWER REPORT」のホームページ
http://home.impress.co.jp/magazine/dosvpr/
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http://av.watch.impress.co.jp/docs/20020730/canopus.htm

(2003年6月2日)

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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