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カノープス、パソコン内蔵型のスキャンコンバータ
-全ての操作がマウスで可能。選択領域のテレビ出力に対応


7月上旬発売

標準価格:13,800円

連絡先:カスタマーサポート
     Tel.078-992-5846


 カノープス株式会社は、パソコン内蔵型のスキャンコンバータ「SSC100」を7月上旬より発売する。価格は13,800円。OSはWindows Me/2000/XPに対応する。

「SSC100」 写真は試作機でカード後端の黄色いAC用コネクタは製品版では省かれる

 PCIバス経由でパソコンと接続するスキャンコンバータ。全ての操作がパソコンのマウスで行なえるのが特徴で、表示したいエリアをマウスでドラッグしてテレビに出力する機能などを備えている。なお、マウスで操作可能なスキャンコンバータは「SSC100」が初めてで、同社では特許出願中としている。

 対応解像度は最高1,600×1,200ドット。電源供給はPCIバス経由だが、各種コントロールはUSB経由で行なっている。そのため、基板上にUSBコネクタを装備し、ケーブルをブラケットから外に引き出し、パソコンのUSBコネクタと接続して利用する。


ボード上にコントロール用のUSB端子を装備。ブラケットからUSBケーブルを外に引き出し、パソコンのUSB端子と接続する ビデオ入/出力やVGA入力を装備

指定のウィンドウだけを出力することも可能

 全画面表示のほか、拡大画面表示も可能。拡大表示時には、マウスで見たいところを選択できる3つの追跡モードを搭載し、常にマウスカーソルを追跡する「モード1」、マウスカーソルが画面の外に出ると次のエリアを表示する「モード2」、中央の領域では画面が動かず、画面の端にマウスカーソルを持っていくとマウスカーソルの追跡を行なう「モード3」が用意される。

 ウィンドウエリアを自動的に判別し表示する「ウィンドウ選択機能」も搭載。Windows Media Playerの再生画面のみの出力や、DVDプレーヤーの再生画面のみをテレビに出力することもできる。また、出力映像の輝度やコントラストの設定が可能で、カラーバーなどのテストパターンも装備している。

付属のケーブルでビデオカードからの出力を分配する コントラストなどの設定が可能

 なお、「SSC100」は、同社の新ブランド「QUOSYSシリーズ」の第1弾となる製品。ヘビーユーザーの支持の高いカノープス製品だが、同社では「多機能で高付加価値」という製品のイメージが、逆に普通のパソコンユーザーに敷居の高さを感じさせていたと考え、シンプルですぐに使えることを目指した「QUOSYS」を立ち上げたという。

 「QUOSYS」は、今後ビデオカードや、ビデオ編集ソフト、テレビ録画などさまざまな分野での展開を予定している。「来月にもこのシリーズで何か発表できると思う(製品企画部の伊佐次裕氏)」とし、今後シリーズとして積極展開を図っていくことを示唆した。

「QUOSYS」をシリーズ展開。TV/OUT製品の「SCC100」のほか、テレビ録画製品やビデオカードなどの製品投入も検討中で、近日第2弾製品を発表するという 同社製品企画部の伊左次裕氏

□カノープスのホームページ
http://www.canopus.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.canopus.co.jp/press/2003/ssc100.htm

(2003年6月6日)

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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