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マイクロソフト、Windows Media 9でデジタルシネマを国内初上映
-六本木ヒルズの前夜祭には石原都知事も参加


Windows Media 9での上映風景。オーロラビジョンなので画質は良くなかった
6月6日開催


 マイクロソフト株式会社は6日、7日から開催される「Short Shorts Film Festival 2003」の前夜祭において、Windows Media 9によるショートフィルムのデジタル上映を行なった。

 マイクロソフトは同イベントのオフィシャルスポンサーでもあり、Windows Media 9による上映は、ショートショートフィルムフェスティバル事務局の意向でもある「未来のビジュアルコンテンツを探る」というテーマにあわせたもの。会場ではWindows XPをインストールしたPentium 4マシンを使用し、オーロラビジョンに各作品を表示。デジタルシネマ用フォーマットとしての活用法をアピールした。

 同イベントは、日本で始めて本格的な短編映画を紹介するイベントとして誕生。今回で5回目を迎える。取り上げられる作品は、新進監督による10分から30分程度の映画、アニメーション作品。参加26カ国、70作品が上映される。そのほかにも、アカデミー賞ショートフィルムカテゴリの作品や戦争と平和をテーマにした作品群、さらにロマン・ポランスキー監督のショート作品などが6月25日まで日本縦断ツアーとして開催される。

 東京・六本木ヒルズで6日に行なわれた前夜祭には、ショートショートフィルムフェスティバル事務局代表の別所哲也氏が挨拶し、「ショートフィルムは21世紀を担う文化、産業になると信じている。最近、この仕事に熱を入れているためか『俳優辞めたの?』と聞かれることも。おかげで5年目を迎えるほど大きなイベントになった」と語った。

別所哲也氏(左)と石原都知事(右)
 また、ゲストとして登壇した石原慎太郎都知事は「今回の作品を3本観たわけだが、俺ならこうする、と思ったことも。まあまあかな。僕は小説家だが、短編の書けない小説家は長編も書けないもの。ショートフィルムにも力量が必要」と、辛口のコメント。

 しかし、最後には「別所君が中心になってこんなことをやっているとは最近まで知らなかった。良い企画なので、ぜひアジアのフィルム作家だけのショートフィルムイベントもやろう。アジアには色々な才能が埋もれている。ぜひ来年やりましょう。プロデューサは別所君で」という発言も飛び出した。

 Windows Media 9による上映は、7日と8日に行なわれる「Special Talk Event」でも行なわれる予定。全上映スケジュールは同事務局のページで公開されている。また、「Short Shorts Theater」においても、一部の作品がストリーミング配信されている。

□Short Shorts Film Festival 2003のホームページ
http://www.shortshorts.org/
□ニュースリリース(ショートショートフィルムフェスティバル事務局、PDF形式)
http://www.shortshorts.org/2003/pdfs/zenkoku0331_jp.pdf
□マイクロソフトのホームページ
http://www.microsoft.com/japan/
□ニュースリリース(マイクロソフト)
http://www.microsoft.com/japan/presspass/releases03/060203_Shortshortfilm.asp

(2003年6月6日)

[AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]


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