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日本TI、Windows Media 9ハードウェアエンコード対応DSP
-リアルタイムで4系統のD1ビデオデコードに対応


6月26日発表


TMS320DM642

 日本テキサス・インスツルメンツ株式会社は、Windows Media 9のハードウェアエンコードに対応したデジタルメディアプロセッサ製品「TMS320DM640」と「TMS320DM641」を発表、第4四半期よりサンプル供給する。

 2002年9月に発表された「TMS320DM642」の廉価モデルとなっており、「DM640」は400MHz動作のDSPチップで、10,000個ロット時単価は19.95ドル、「DM641」は500MHz/600MHz動作が可能で、500MHz版の10,000個ロット時単価は32ドル、600MHz版は37ドル。なお、「DM642」用の開発キットの提供も開始される。「DM642」の10,000個ロット時単価は600MHz版が49ドル、500MHz版が45ドル。

 ともにネットワーク対応のビデオレコーダや、セットトップボックス、セキュリティカメラへなどでの利用を想定したDSPチップ。複数のビデオポートやEthernet MAC、マルチチャンネルオーディオインターフェイスなどを集積している。リアルタイムでのD1サイズ(720×480ドット)/30fpsビデオのエンコード/デコードなどが可能。

 また、同時に4つまでのフルD1/MPEG-2 MP@MLビデオデコードをリアルタイムで行なうことができる。さらに、放送品質のWindows Media 9のエンコード/デコードや、MPEG-4 AVC(H.264)のエンコード/デコードも可能としている。Windows Media 9のハードウェアエンコード/デコードに対応したDSPチップは「DM64x」シリーズが初。

□日本TIのホームページ
http://www.tij.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.tij.co.jp/news/sc/2003/scj_03_050.htm
□製品情報(英文)
http://www.ti.com/dm64xpr

(2003年6月26日)

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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