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株式会社バップは13日、オリジナル・ビデオ・アニメ「天地無用! 魎皇鬼」の第3期シリーズ発売に先駆けて、都内で第1話のアフレコ現場を報道関係者に公開した。8年ぶりの魎皇鬼シリーズ再開ということで、アフレコを終えた出演声優の4人に新シリーズへの意気込みや感想を伺った。
'92年に第1期のリリースが開始された「天地無用! 魎皇鬼」は、発売と同時に爆発的な人気となり、メディアミックス展開を開始。ゲームやテレビアニメ、小説、ラジオ、劇場版と、同じ世界観やキャラクターを使用した作品が数多く作られた。その一方で、広がる天地ワールドの本流である、OVA「魎皇鬼」シリーズは、'95年に第2期の最終話を発売した後、途絶えていた。 しかし、ファンからの続編を望む声が高まり、メディアミックス展開が一段落した今年の9月18日に、第3期シリーズの第1巻「遠方より来るモノ」が発売されることとなった。DVD第1巻の収録時間は45分で、価格は4,800円。なお、2巻以降は30分となる予定。映像はスタンダードサイズで、音声はドルビーデジタルステレオと、ドルビーデジタル5.1chの2種類で収録。初回版には特典として「ラヂオ天地 Special Issue」CDを同梱する。
「天地無用! 魎皇鬼」は、主人公の高校生・柾木天地(まさきてんち)を中心に、美少女キャラクターが続々登場するSFラブコメディー。ストーリーは、神社の跡継ぎである天地が祠の封印を解いてしまい、伝説の鬼(正体は女宇宙海賊)「魎呼」(りょうこ)を復活させることから始まる。以降、彼の元には魎呼を追うお姫様や、宇宙刑事、宇宙一の天才科学者などが次々と押しかける。みな一様に美しい女性なのだが、常軌を逸した能力の持ち主ばかりで、天地少年のうれしいやら迷惑やらな毎日が展開する。
8年間に様々なシリーズがあったとはいえ、声優さんたちは皆、久しぶりにキャラクターの声を演じたことに感慨深げな様子。「声は年をとっちゃったかもしれないけど、気持ちは若々しいままで演じた」と言うのは天地を演じる菊池正美さん。「1話には前シリーズの回想シーンも多く登場するんですが、どれも懐かしいシーンばかりで、前作の内容や天地というキャラクターが自分の中に蘇ってきた」という。 「噂は聞いていたけれど、こうして新シリーズが始まって本当に嬉しい」と語るのは、同作品のメインヒロイン・魎呼を演じる折笠愛さん。アフレコ現場は懐かしいスタッフが集合して「同窓会のような楽しい雰囲気だった」と話す。 「年齢を重ねた分、演技力も磨きました」と笑うのは、阿重霞姫を演じる高田由美さん。淑やかなお姫様のはずが、シリーズが進むにつれ高飛車な女王様になりつつある阿重霞だが、新シリーズでは「純情可憐なお姫様として初心に戻り、新たな気持ちで演じます。頬も赤らめます」とのこと。 「魎皇鬼」シリーズは、登場するキャラクターに加え、密度の濃いSF的な世界観の設定も魅力の1つ。美星(みほし)刑事を演じた水谷優子さんは、「アフレコが始まるまで、様々な設定や伏線を背負ったストーリーに、すぐに自分がついていけるか不安があった」という。しかし、「映像を見ながら美星の声を出せるのが純粋にうれしかった」とのこと。
前シリーズを回想しながら、新たな1歩を踏み出す第1話。新シリーズでは、作品の随所に散りばめられた謎も徐々に解き明かされていく。また、母親の死について、天地と彼の父親が会話する感動的なシーンや、魎呼と魎皇鬼の姉妹のような愛情を感じさせる場面など、キャラクターの新たな魅力も描かれる。第3期シリーズは全6話で構成される予定。再び動き出した天地無用! に期待したい。 (C)AIC/VAP・NTV
□バップのホームページ
(2003年7月14日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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