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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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ヤマハ株式会社は、部屋の音響特性に合わせて、音場を自動補正する「YPAO」機能を搭載したAVアンプを9月中旬より発売する。定格出力120W×7chの「DSP-AX2400」と、定格110W×7chの「DSP-AX1400」の2製品が用意され、価格は「AX2400」が15万円、「AX1400」が10万円。 最大の特徴は、音場自動補正機能「YPAO(Yamaha Parametric Room Acoustic Optimizer)」を搭載したこと。YPAOは、付属マイクをリスニングポイントに設置するだけで、スピーカーワイヤリング、スピーカーサイズ、チャンネル間レベル、スピーカー距離、周波数特性の5項目を、部屋にあわせて、自動的に最適化する機能。専用設計のマイクと、内蔵の7バンド・パラメトリックイコライザにより、あらゆる部屋の音響特性にあった最高の視聴環境が得られるという。 ともに、7.1ch出力に対応し、DTS-ESやドルビーデジタル EXの再生をサポートするほか、THX Selectに準拠。THXサラウンドEX再生の7.1ch再生にも対応する。同社製DSP「YSS-930」を搭載し、AX2400は31種類、AX1400は29種類のサラウンドプログラムを備えている。シネマDSPは、ITU-R勧告に基づくスピーカーセッティングに対応する音場データのリファインなどにより、臨場感を向上させたという。 ローインピーダンス化によりスピーカー駆動力を高める「ハイカレントアンプ・テクノロジー」と、信号経路を高純度かつストレートに再構築する「デジタルマキシマムコンセプト」の採用により、高音質化を実現。また、2ch再生時に、DSP回路のバイパスやディスプレイFLの減光などでノイズ源を最小化するほか、信号経路を最短化する事で高音質化を実現する「DIRECT STEREOモード」も搭載している。 また、新設計のヤマハオリジナルデバイス「YAC523」などによるインテリジェントデジタルボリュームを全チャンネルに採用。さらに、AX2400では大容量電源トランス、カスタムブロックケミコン、OFC電源コード、オール金メッキピンジャック、高音質レッグ、強化シャーシ構造などの採用により高音質化を図っているという。 また、初心者でも簡単にセットアップが行なえる「イージーセットメニュー」を装備。サブウーファ出力やコンプレッション回路などを再生音量やソースに合わせてコントロールすることで、夜間など音量を絞った状況でも臨場感を損なわず再生できる「ナイトリスニングモード」も搭載する。 ヘッドフォンでシネマDSPの効果を生かした5.1chサラウンド再生が行なえる「サイレントシアター」も内蔵している。D4入力×2も備えているほか、S映像/コンポジット入力をコンポーネント変換する「ビデオコンバージョン」機能も搭載する。
□ヤマハのホームページ (2003年7月24日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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