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トミー、ヴァイオリン型玩具「evio」の発売記念イベント
-高嶋ちさ子絶賛。いつもここからがevioで「かなしいとき~」


左から、菊池秀規さん(いつもここから)、高嶋ちさ子さん、山田一成さん(同)
7月28日開催


 株式会社トミーは28日、誰でも簡単にヴァイオリンの擬似演奏が楽しめるという電子楽器「evio(エヴィオ)」の発売記念イベントを東京・恵比寿で開催した。ステージには同商品のCMに起用されたヴァイオリニストの高嶋ちさ子さんと、スケッチブックを使ったネタでお馴染みのお笑いコンビ「いつもここから」が登場。演奏とお笑いを交えてevioの魅力をアピールした。

デザインは植物からイメージされた。子供だけでなく、大人にも受け入れられる外見を目指したという

 evioは、ヴァイオリンをテーマにした電子楽器。発売日は7月31日で、価格は7,000円。弦にあたる部分に光学センサーを搭載し、反射板を兼ねた専用の弓をセンサーの上で動かと、あらかじめ内蔵された音が出るという仕組みになっている。

 本体にスピーカー、音源、楽曲データなどを内蔵しており、単体での演奏が可能。さらに、付属のステレオAVケーブルでテレビと接続すると、画面に表示されるガイドを見ながら、リズムゲームのように演奏できるほか、テレビのスピーカーから音を出すこともできる。

 演奏可能な楽曲は、本体や外部専用メディアに収録されたもののみで、ユーザーが任意の音階を演奏することはできない。弓を動かすだけでメロディーが弾けるが、演奏者が関与できるのは音の強弱や長短、テンポだけとなる。

弦は無く、代わりに光学センサーを搭載している 反射板を兼ねた弓をセンサー上で動かすと音が出る フレット上部がボタン式になっており、音を長短を調節できる

 演奏モードは、伴奏が付き、テレビ画面に表示されるガイドに従って演奏する「コンクール」、伴奏が付くがガイドが表示されない「オーケストラ」、プレーヤーが好きなペースで独奏する「ソロ演奏」の3種類を用意。なお、演奏の採点機能も搭載している。

 楽曲は、本体に内蔵された6曲に加え、各10曲を収めた専用のカートリッジ「evioメディア」を本体裏に装着することで曲数を増やせる。メディアは本体と同時に8タイトルがリリースされ、8月に2タイトル、10月以降も毎月2タイトル発売される。カートリッジの価格は各1,800円。

 本体の外形寸法は、200×75×540mm(幅×奥行き×高さ)。アナログ音声とコンポジット映像兼用のAV端子、ヘッドフォン端子を各1系統を装備。また、今後発売予定の同じコンセプトの電子玩具「シンプルコンサード」シリーズと接続するための専用の拡張端子も装備している。

端子面。専用の拡張端子も装備している 選択できる演奏モードは3種類、さらにコンピュータがお手本を見せてくれる「デモモード」も用意する テレビと接続すれば、壁紙と演奏ガイドが表示される


■ ヴァイオリンの練習にもなる?

 ステージには、テレビでもお馴染みのヴァイオリニスト・高嶋ちさ子さんが登場。華麗な弓さばきで、本物さながらにevioを弾きこなした。しかし、最後の最後でステージ特有の強い照明や、カメラマンのフラッシュにevioのセンサーが反応し、余分な音が出てしまう場面もあった。実際の使用ではあまりないことだが、evioの音を出す構造が良くわかるハプニングだった。

高嶋さんは、女の子のグループ「ちゃい夢」と一緒に演奏を披露 続いて「evioガールズ」による、演奏と踊りを交えたステージが展開

 演奏後に行なわれたトークショーでは、お笑いコンビ「いつもここから」が登場。音楽が大好きだという2人は、ヴァイオリンという楽器について「子供の頃あこがれた」、「弾きたいなと思ったけど、弾けなかった楽器」、「弾いている友達がお金持ちに見えた」など、様々なイメージを語った。

 また、高嶋さんがヴァイオリンを始めた理由も、子供の頃、友達の女の子がヴァイオリンを弾いているのを観て「これしかない!」と思ったからだという。「カッコよくて憧れました。ピアノも良かったけれど、ピアニストだとお客さんから横顔しか見えないじゃないですか」とのこと。

 なお、大人でも楽しめるようリズムゲーム的な要素も取り入ているが、メインターゲットは小学校低学年の女の子に設定されている。高嶋さんによれば「ヴァイオリンを弾くうえでの、弓の動かし方や構え方の練習にもなる」とのこと。さらに、正確な音が出るため、「絶対音感も鍛えられるのではないか」という。ヴァイオリンを始める前の練習用にも使えそうだ。

トークショーでは「いつもここから」の2人が登場 evioがいかに簡単に演奏できるか? を示すため、「いつもここから」が初チャレンジ。ネタを披露する際にBGMに使っている「カノン」に挑み、見事に演奏してみせた。2人は「お前、頭良さそうに見えるぞ」、「とにかく気持ちいい」と大喜び


■ evioで「かなしいとき~!!」

 「いつもここから」は、最後にネタも披露。evioを取り入れたオリジナルバージョンで、会場を爆笑の渦に巻き込んだ。

「かなしいとき~!」
「偽者のミッキーマウスを見たとき~!」
「かなしいとき~!」
「友達の家で変なオリジナルジュースを出されたとき~!」
「かなしいとき~!」
「卒業文集の寄せ書きに、自分だけ長々と書いてしまったとき~!」

「かなしいとき~!」
「evioがどういう原理で音が出るかわらかなかったとき~!」
「かなしいとき~!」
「evioなのに、ちゃんと指を動かしてる人を見たとき~!」
「かなしいとき~!」
「evioを演奏しているのに、何かを一生懸命切っているようにしか見えないとき~!」


□トミーのホームページ
http://www.tomy.co.jp/top/
□evioのページ
http://www.tomy.co.jp/evio/
□関連記事
【4月15日】トミー、誰でもヴァイオリンが演奏できる「evio(エヴィオ)」を発売
-テレビと接続でき、伴奏や採点機能も装備
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20030415/tomy.htm

(2003年7月28日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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