◇ 最新ニュース ◇
|
||
【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
||
|
株式会社トミーは28日、誰でも簡単にヴァイオリンの擬似演奏が楽しめるという電子楽器「evio(エヴィオ)」の発売記念イベントを東京・恵比寿で開催した。ステージには同商品のCMに起用されたヴァイオリニストの高嶋ちさ子さんと、スケッチブックを使ったネタでお馴染みのお笑いコンビ「いつもここから」が登場。演奏とお笑いを交えてevioの魅力をアピールした。
evioは、ヴァイオリンをテーマにした電子楽器。発売日は7月31日で、価格は7,000円。弦にあたる部分に光学センサーを搭載し、反射板を兼ねた専用の弓をセンサーの上で動かと、あらかじめ内蔵された音が出るという仕組みになっている。 本体にスピーカー、音源、楽曲データなどを内蔵しており、単体での演奏が可能。さらに、付属のステレオAVケーブルでテレビと接続すると、画面に表示されるガイドを見ながら、リズムゲームのように演奏できるほか、テレビのスピーカーから音を出すこともできる。
演奏可能な楽曲は、本体や外部専用メディアに収録されたもののみで、ユーザーが任意の音階を演奏することはできない。弓を動かすだけでメロディーが弾けるが、演奏者が関与できるのは音の強弱や長短、テンポだけとなる。
演奏モードは、伴奏が付き、テレビ画面に表示されるガイドに従って演奏する「コンクール」、伴奏が付くがガイドが表示されない「オーケストラ」、プレーヤーが好きなペースで独奏する「ソロ演奏」の3種類を用意。なお、演奏の採点機能も搭載している。 楽曲は、本体に内蔵された6曲に加え、各10曲を収めた専用のカートリッジ「evioメディア」を本体裏に装着することで曲数を増やせる。メディアは本体と同時に8タイトルがリリースされ、8月に2タイトル、10月以降も毎月2タイトル発売される。カートリッジの価格は各1,800円。 本体の外形寸法は、200×75×540mm(幅×奥行き×高さ)。アナログ音声とコンポジット映像兼用のAV端子、ヘッドフォン端子を各1系統を装備。また、今後発売予定の同じコンセプトの電子玩具「シンプルコンサード」シリーズと接続するための専用の拡張端子も装備している。
■ ヴァイオリンの練習にもなる? ステージには、テレビでもお馴染みのヴァイオリニスト・高嶋ちさ子さんが登場。華麗な弓さばきで、本物さながらにevioを弾きこなした。しかし、最後の最後でステージ特有の強い照明や、カメラマンのフラッシュにevioのセンサーが反応し、余分な音が出てしまう場面もあった。実際の使用ではあまりないことだが、evioの音を出す構造が良くわかるハプニングだった。
演奏後に行なわれたトークショーでは、お笑いコンビ「いつもここから」が登場。音楽が大好きだという2人は、ヴァイオリンという楽器について「子供の頃あこがれた」、「弾きたいなと思ったけど、弾けなかった楽器」、「弾いている友達がお金持ちに見えた」など、様々なイメージを語った。 また、高嶋さんがヴァイオリンを始めた理由も、子供の頃、友達の女の子がヴァイオリンを弾いているのを観て「これしかない!」と思ったからだという。「カッコよくて憧れました。ピアノも良かったけれど、ピアニストだとお客さんから横顔しか見えないじゃないですか」とのこと。
なお、大人でも楽しめるようリズムゲーム的な要素も取り入ているが、メインターゲットは小学校低学年の女の子に設定されている。高嶋さんによれば「ヴァイオリンを弾くうえでの、弓の動かし方や構え方の練習にもなる」とのこと。さらに、正確な音が出るため、「絶対音感も鍛えられるのではないか」という。ヴァイオリンを始める前の練習用にも使えそうだ。
■ evioで「かなしいとき~!!」 「いつもここから」は、最後にネタも披露。evioを取り入れたオリジナルバージョンで、会場を爆笑の渦に巻き込んだ。
(2003年7月28日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
Copyright (c) 2003 Impress Corporation All rights reserved. |
|