◇ 最新ニュース ◇
|
||
【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
||
|
カノープス株式会社は、IEEE 1394キャプチャカードとビデオ編集ソフト「Let's EDIT」をセット「ACEDV(エースDV)」を8月20日に発売する。価格は59,800円。 同時に、Let's EDITをビデオ編集システム「DVStormシリーズ」、「DVRex-RTシリーズ」に対応させた専用ソフト「Let's EDIT RT for DVStorm」、「Let's EDIT RT for DVRex-RT」も発売。価格はDVStorm用が19,800円、DVRex-RT用が39,800円となっている。
■ ACEDV
ブラケットにはDV入出力(4ピン)、映像入出力(S映像/コンポジット)、アナログ2ch入出力(ステレオミニジャック)を装備。さらに、6ピンのIEEE 1394端子を備え、ポータブルHDDなどを接続できる。また、音と映像を同期させる「Locked Audio」機能も搭載している。
専用ソフトのLet' EDIT RTは、軽快でシンプルな操作感にこだわったというビデオ編集ソフト。初心者がビデオ編集ソフトを難解だと感じる理由の1つ、「設定から反映までのタイムラグ」をなくすため、リアルタイムプレビューにも力を入れた。MPEG-2ファイルやWMV、QuickTime、Real形式の出力にも対応する。DV圧縮をソフトウェア処理とすることで低価格化を実現し、さらに従来の同社ソフトにはない細かな機能が追加された。 ビデオトラック、オーディオトラックとも10トラックまで追加可能。操作面での新機軸は、マウスのポイントする位置でマウスホイールの役割が変化する点。通常のコマ送り/コマ戻しのほか、ウインドウ左端では横スクロール、ウインドウ下端では縦スクロール、タイムスケール上ではタイムスケールの変更が行なえる。 オーディオ機能には、要望の多かったというナレーション録音機能を搭載した。早送り/早戻し時にピッチを可変する機能も搭載。オーディオトラックにAVIを配置することも可能で、AVI内のオーディオデータだけを抜き出して利用できる。 ビデオフィルターはオールドムービー、トンネルビジョン、モザイク、ブラーなど26種類を装備。トランジションの選択メニューは通常の一覧形式のほか、SMPTE準拠のワイプ番号・記号からも選択できる。タイトルトラックも10トラックまで作成可能。タイトル作成機能も内蔵し、タイトルへのエフェクト機能も使用できる。 そのほか、ピッカーによるワンタッチホワイトバランス調整、タイムコード表示機能などを搭載。推奨動作環境はPentium 4 2.0GHz以上となっている。
■ Let's EDIT RT for DVStorm/DVRex-RT
標準のLet's EDIT RTとの違いは、Premiereなどの各種プラグイン機能、EDIUSへの対応、プレビューウィンドウ表示、非圧縮アナログビデオ出力などの搭載。DVやMPEG-2のハードウェアエンコーダにも対応する。
録画後は、LAN経由でPCやSTBでオンデマンド再生ができ、従来のVHSベースの衛星放送講座が抱えていた「テープの管理・費用の負担、ダビングの手間、生徒への貸し出し管理」といった諸問題を解決する。MPEG-2は解像度がHalf D1、ビットレート2Mbps。 使用するビデオサーバーは、Pentium 4 1.8GHz、メモリがDDR256MB、HDDが1TB(ミラーリングにより実使用域は500GB)、OSがWindows 2000 Serverという仕様。これらを3Uラックマウントボディに収めている。システム価格は130~150万円。インターネットへの接続は不可能で、時刻の修正には電波時計を使う。ただし、「将来的にはIPベースの配信にも対応したい」(カノープス)という。 同講座は通年15講座、講習30講座で構成され、現在、販売キャンペーンとして通年+講習全講座が150万円、通年/1講座が30万円、講習講座(12時間)が10万円となっている。
カノープスの藤原睦朗社長は、「一番採用してほしかった学校へ納入できた。(MEDIAEDGEは)可能性、広がりのあるシステム。色々な応用が考えられるので、今後も機能を高めていきたい」と語った。
□カノープスのホームページ (2003年8月4日) [AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]
Copyright (c) 2003 Impress Corporation All rights reserved. |
|