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松下、デジタルアンプ採用MP3対応CDプレーヤー
-世界最長188時間再生。「デジタル リ.マスター」も搭載


9月20日発売

標準価格:オープンプライス

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 松下電器産業株式会社は、ポータブルCDプレーヤー「SL-CT710」を9月20日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は15,000円前後の見込み。

 デジタルアンプを搭載したMP3対応ポータブルCDプレーヤーで、同社ではデジタルアンプ搭載ポータブルCDプレーヤーは業界初としている。ボディカラーはシルバー/ブルー/ホワイト/レッドの4色が用意される。

 1チップLSIに内蔵したデジタルアンプに加え、アンプの増幅率を自動的にコントロールする「D-AGC」(Digital-Auto Gain Control)、低音強調機能「S-XBS+」などを搭載するほか、新設計の「インサイドホン」も付属する。同社では、これらのCD本来の高品質サウンドを実現するというサウンドシステムを総称して「D.SOUND」と名付けている。

 インサイドホンは、スピーカーユニットの口径を大型化するとともに、ハウジング形状とのマッチングを見直した。これにより低音再生能力が向上したほか、振動板のエッジに改良を加えることにより、優れた高音再生を実現したとしている。

SL-CT710-S SL-CT710-A
SL-CT710-W SL-CT710-R

 こうした高音質化への試みについて同社では「サイズの追求、長時間再生や、使用シーンの拡大に加え、音の本質を追求するという要望が強くなってきたため、再度基本に立ち返り、音に対するこだわりを追求した」と説明している。

 音楽CDのほか、MP3を収録したCD-R/RWの再生にも対応。対応ビットレートは32kbps~320kbpsで、再生可能トラック+アルバム数は999以下、アルバム階層は100以下。MP3エンコード時にカットされた高域を補間し、高音質化を図る「デジタル リ.マスター」も搭載している。

 液晶リモコンが付属し、半角カナ、半角英数の表示に対応。また、音飛び防止機能「アンチスキップシステム」も、薄型光ピックアップや従来の4倍容量の64Mbitメモリの採用により強化。音楽データを圧縮せずに、音飛びを防止する

 バッテリは角型ニッケル水素電池(HHF-AZ09)×2本を使用し、別売の角型ニッケル水素電池(HHF-AZ-01S/1B)や単3アルカリ電池も利用できる。付属電池利用時の再生時間は約25時間(CDDA)/約45時間(MP3)。HHF-AZ-01S/1B×2本と単3アルカリ電池×2本併用時には、約110時間(CDDA)/約188時間(MP3)の再生が可能。同社では「世界最長の長時間再生が可能」としている。

 外形寸法は134.4×133.5×16.1mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約196g(電池含む)/約150g(本体のみ)。

□松下電器産業のホームページ
http://matsushita.co.jp/
□ニュースリリース
http://matsushita.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn030818-3/jn030818-3.html

(2003年8月18日)

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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