パイオニア、自動音場補正/i.LINK搭載のAVアンプ －THX Select準拠。10万円のMCACC搭載下位モデルも

VSA-AX5i-N

10月中旬発売 標準価格： 　「VSA-AX5i-N」：198,000円 　「VSA-AX3-N」：100,000円 連絡先：カスタマーサポートセンター 　　　　　Tel.0070-800-8181-22

　パイオニア株式会社は、自動音場補正機能「MCACC」を搭載し、THX Selectに準拠したAVアンプ2製品を10月中旬より発売する。i.LINKを利用したデジタルオーディオ伝送に対応した「VSA-AX5i-N」と、下位モデル「VSA-AX3-N」が用意され、価格はAX5iが198,000円、AX3が10万円。

VSA-AX3-N

　ともに、同社独自の自動音声補正機能「MCACC」を搭載したAVアンプ。アンプ出力は最大130W×7ch(8Ω)。

　録音スタジオ「エアースタジオ」のエンジニアと共同で、音質チュ－ニングを施したほか、熱時定数に起因する動作点変動を極小化した「A.D.E.MOS FET(Advenced Direct Energy MOS FET)」の採用により、高音質化を図ったとしている。

　THX Selectに準拠。モトローラ製の150MIPS/48bit DSPを2基搭載し、ドルビーデジタル EXやDTS-ES、DTS 96/24、AACなど「あらゆる現存フォーマットを高精度にデコードする」という。また、3次元スペースフレーム構造や、信号経路の最短化などにより、「純度の高い信号伝送が可能となった」としている。

　「VSA-AX5i-N」は、同社製ハイエンドAVアンプ「VSA-AX10i-N」やDVDプレーヤー「DV-S858Ai」に搭載している、i.LINKを利用したデジタルオーディオ伝送「アドバンスド・レゾリューション・デジタル・オーディオ・インターフェイス」を搭載。対応プレーヤーとi.LINKケーブル1本で接続できる。

　また、SACDの音声を、DSD(Direct Stream Digital)信号からダイレクトにアナログ変換する「SACDダイレクトモード」の搭載により、SACD使用時の高音質化を図った。さらに、USB入力やRF(AC-3)入力、PHONO入力、D4入出力を装備すなど、「AX3」との差別化を図っており、リモコンも大型液晶搭載の自照式。スピーカーターミナルもダイキャスト成形となっている。

□パイオニアのホームページ
http://www.pioneer.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.pioneer.co.jp/press/release400-j.html
□関連記事
【2002年9月30日】パイオニア、i.LINKマルチ出力対応のSACD/DVDオーディオプレーヤー
－対応AVアンプと既存アンプのアップグレードサービスも発表
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20020930/pioneer.htm
【2002年8月19日】パイオニア、音場補正システムを備えた7.1ch AVアンプ
－中級価格帯初の「DTS 96/24」対応、USB端子も装備
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20020819/pioneer.htm
【4月15日】パイオニア、75,000円の自動補正MCACC搭載AVアンプ
－56,000円の下位モデルもDTS 96/24に対応
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20030415/pioneer.htm

(2003年8月18日)

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]

Copyright (c) 2003 Impress Corporation All rights reserved.