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【WPC EXPO 2003 会場レポート3】
-松下、パイオニアなど話題の製品が揃う各社のブース


会期:9月17日~20日

会場:日本コンベンションセンター
    (幕張メッセ)

入場料:2,000円


■松下電器はSDメモリーカードやDVD-RAMを使った連携機能をアピール

松下電器ブース
 松下電器ブースでは、フラットテレビの「VIERA」、レコーダの「DIGA」、MPEG-4カメラ「D-snap」の3ブランドをメインに展示を行なっている。

 VIERAは50V型プラズマテレビの「TH-50PX20」を筆頭に多数展示され、ハイビジョン映像やTナビなどを表示。DIGAコーナーでは「DMR-E100H」と「DMR-E200H」が中心で、録画したMPEG-4を携帯電話の「P505i」で視聴するデモが行なわれている。

 そのほか、新製品では、DVDレコーダ搭載5.1chシステム「SC-HT1000」と「SC-MT3」、VHS一体型DVDプレーヤー「NV-VP51S」および「NV-VP31」などを展示。また、HighMATコーナーを設け、周知に努めていた。

VIERAをシリーズでずらりと展示。店頭ではなかなか見られない光景 レコーダ付き5.1chシステム「SC-HT1000」とプラズマテレビ「TH-42PX20」の組み合わせ 「DMR-E200H」。携帯電話との連携デモに人気が集まった
SDメモリーカードによる連携機能を強調したD-snapとDIGAの実演デモ VHS一体型DVDプレーヤーの「NV-VP31」(上)と「NV-VP51S」 HighMATコーナーではHighMATディスクの作り方を記したパンフレットを配布


■ ハイブリッドレコーダ4機種を中心に展示したパイオニア

パイオニアのブース

 パイオニアのブースでは、10月上旬から順次発売されるHDD、DVD-R/RWのハイブリッドレコーダを中心とした展示が行なわれていた。

 「DVR-710H-S」(店頭予想価格:14万円前後)、「DVR-610H-S」(同:12万円前後)、「DVR-515H-S」(同:10万円前後)、「DVR-510H-S」(同:9万円前後)の4機種が一堂に集められ、各モデルの仕様の違いなどがわかりやすく説明されている。

 さらに、9月中旬に発売されたDVDプレーヤー内蔵サラウンドシステム「HTZ-900DV」(店頭予想価格は13万円弱)も展示されており、特徴的なフラットパネルスピーカーが注目を集めていた。なお、組み合わされているプラズマテレビは、改良した「P.U.R.E. Panel」を搭載した43型「PDP-434HD」。

最上位モデルDVR-710H-Sのほか、ハイブリッドレコーダ4機種がすべて展示されている フラットパネルスピーカーを採用したシアターセット「HTZ-900DV」

50V型プラズマテレビ「PDP-504HD」。メディアレシーバー外付けタイプで、価格は110万円 「PDP-434BX」は、チューナ一体型の43V型プラズマテレビ。価格は85万円 既発売のPC用記録型DVDドライブも展示されている。特にDVR-A06-Jは、振動対策など内部機構が詳細に解説されていた


■ 地上デジタルチューナを出品したマスプロ

 マスプロ電工は、近日発売の地上デジタル/BSデジタル/110度CSデジタルチューナ「DT200」を出品した。松下電器が9月1日に発売した「TU-MHD500」と仕様は同等。

 2系統のi.LINKや、D4出力、S映像出力、コンポジット出力、光デジタル音声出力などを装備。また、Ethernet端子を備え、Tナビに対応する。外形寸法は280×292×57mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.7kg。

 また、ブースでは「パソコンでテレビ放送を高画質で見よう」と題し、テレビの画質がアンテナケーブル、分配器、ブースターにより変化することを実演していた。来場者には小冊子も配られ、ノイズ対策の有用性をアピールした。

地上デジタルチューナの「DT200」 モバイル放送の携帯受信端末も参考出品していた ケーブルや分配器で受信画質が変わることを実証


■ ミノルタとモバイル放送、ホログラムレンズによるメガネ型ディスプレイ

 ミノルタモバイル放送は共同ブースで、薄型・軽量のメガネ型ディスプレイを参考出品している。画像をホログラムレンズに投影させる仕組みのもので、ディスプレイは右目側だけに搭載。解像度は320×240ドットで、展示品はカラーだった。モバイル放送受信端末のディスプレイとして開発したという。

 ディスプレイ部だけの重量が27gと、軽量なのが特徴。また、表示画像を通し、前方の風景が透けて見えるなど、実用面や安全性にも配慮している。

 実際に確認してみると、表示画像が視界いっぱいに広がるのではなく、視界の中央やや左上4分の1程度の大きさで表示されている印象。色も薄く、常時表示させてもそれほど邪魔にならないだろう。

受信端末のコンセプトモデル 表示デモに使われているディスプレイ 多くの来場者が表示デモを覗き込んでいた


■ DVD作成が体験できる記録型DVDパビリオン

 会場にはメーカーのブース以外にも、コンセプトに沿った展示・提案をするパビリオンが開設されている。「記録型DVDパビリオン」では、各社の記録型DVDメディアやDVDレコーダが展示され、それらを使った録画方法の紹介などが行なわれている。

記録型DVDパビリオンには各社のブースが設けられ、現行製品を使ったDVD録画が体験できる 壁一面にDVDメディアが展示されている

松下やビクター、東芝など、各社のDVD/ハイブリッドレコーダが並ぶ 太陽誘電のブースでは、8倍速記録に対応したDVD+Rメディアも参考出品されている。近日発売予定とのこと ビデオ編集ソフトの操作方法を解説している「AVエンタテインメントパビリオン」


■ そのほか

 シャープのブースでは、8月11日に発売されたテレビチューナ内蔵のPC用液晶ディスプレイ「Crisia」(クリシア)シリーズが多数並べられている。ラインナップは17型ワイドの「LL-M17W1」(店頭予想価格:9万円前後)、15型の「LL-M15X1」(同:55,000円前後)の2機種。

 セイコーエプソンでは、9月5日に発売されたホームシアター向けプロジェクタの新ブランド「dreamio(ドリーミオ)」の第1弾製品「EMP-TW10」を展示。注目を集めていた。

テレビチューナを内蔵したシャープの「Crisia」。PC用ディスプレイだが、ゲーム機やガリレオなどと接続し、AV用途もアピールしていた エプソンの「EMP-TW10」。ブース内に和室と洋室が作られ、デザイン面の魅力も強調されている

 ディーエムテックは、ボイスレコーディング機能に加え、プレゼンテーション機能も搭載したユニークなMP3プレーヤー「DM-P200」を参考出品した。ビデオ出力端子も備えており、付属ソフトでPowerPoint形式のファイルをJPEG画像に変換し、プレーヤーに転送。テレビやプロジェクタと接続してレゼンテーションが行なえる。

MP3プレーヤー機能に加え、内蔵マイクで録音も可能。日本語仕様のモデルは開発済みだが、日本での発売時期や価格は未定となっている 本体は2つにわかれ、プレゼンテーション時に右側がワイヤレスリモコンとして機能する。なお、リモコンにはレーザーポインタも内蔵するという多機能ぶり

 またディーエムテックのブースには、MPEG-4ポータブルビデオプレーヤーも参考出品されていたが、3.5型TFT液晶ディスプレイ、SDメモリーカードスロットも装備しているという以外の詳細な仕様は未定。

DMTECHのブースでは、録画も可能なMPEG-4ポータブルビデオプレーヤーも参考出品されていた。3.5型のTFT液晶ディスプレイを搭載し、NTSC/PALに対応。SDメモリーカードスロットも装備している

□WPC EXPO 2003のホームページ
http://arena.nikkeibp.co.jp/expo/2003/
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(2003年9月18日)

[AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp/yamaza-k@impress.co.jp]


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