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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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ソニーは、地上デジタルテレビ放送や地上デジタルラジオ放送などの1セグメント放送を受信できるデジタルチューナモジュール「BTD-ZJ611」を12月上旬よりサンプル出荷すると発表した。サンプル価格は5万円。業界最小サイズ、業界最小消費電力とし、携帯電話やPDAなどへの応用を想定している。 地上デジタル放送のうち、約430kHz帯の伝送帯域13分の1を使用し、移動体受信に適した放送を行なう1セグメント放送に対応するデジタルチューナモジュール。入力チャンネルは、VHFが7ch、UHFが13~62ch。1セグメント放送の開始時期は2005年の予定。 アンテナから入力されたRF信号を特定の低周波数に変換して処理を行なう「low-IFアーキテクチャ」を採用することで、外形寸法20×16×2mmの業界最小サイズを実現している。 また、low-IFアーキテクチャなどにより、RF(高周波)部の回路電流を大幅に削減した上で、低消費電力の復調アルゴリズムも新開発、150mW以下の業界最小消費電力を実現した。モバイル機器へ搭載が容易で、長時間の視聴が可能になるという。 地上デジタルラジオ放送は、10月10日より首都圏と近畿圏の一部で実用化試験放送が始まるデジタル音声放送。首都圏で1セグメント×5、または3セグメント×1、近畿圏で1セグメント×8を放送単位とする音声放送。1セグメントの伝送容量は約300kbps。周波数はVHFの7ch帯(190.214286MHzを中心とした約4MHz帯)となっている。 受信可能な地域は、首都圏では東京、千葉、さいたま、神奈川の450万世帯、近畿圏では大阪、京都、奈良、兵庫の400万世帯といわれる。現在のところ、市販受信機の発売はアナウンスされていない。
□ソニーのホームページ (2003年9月24日) [AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]
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