NHK、地上デジタル放送スタート時の編成を発表 －ハイビジョンでアナログと同時放送。大河ドラマは先行放送

　日本放送協会(NHK)は2日、12月1日から東名阪で開始する地上デジタル放送について、同局の編成の一部を発表した。ほぼ全面的なハイビジョン放送を行ない、大河ドラマなどは先行放送する。

　開局当日は放送開始式典を生中継。また、12月を中心に「特別編成・デジタルテレビ新時代」を実施し、世界各地からのハイビジョン中継やデータ放送を使った双方向番組を集中編成する。

■ デジタル総合テレビ

　現行の地上アナログ放送と同じ内容を、ハイビジョンで同時放送することを基本にしている(一部定時で独自編成あり)。ハイビジョン制作番組の比率は5～24時で約9割。ニュースもハイビジョンで放送する。

　独自編成としては、「地球・ふしぎ大自然」と大河ドラマ「新撰組!」を地上アナログに先行して放送する。「地球・ふしぎ大自然」は日曜11：00 ～11：45、「新撰組!」は日曜13：00～13：45に放送。

　データ放送は、ニュース、気象情報、地域情報、番組関連情報を予定。ニュースは首都圏、関西圏、東海3県向けの地域ニュース、気象情報は地域および全国の天気に加え、雨の降り出しを知らせるシステムなど、新サービスを開発する。

■ デジタル教育テレビジョン

　地上アナログ放送と同じ内容を同時放送。データ放送は土曜日ごとに更新し、内容は、「きょうの料理」、「もっと知りたい暮らしのQ&A」から料理の写真、レシピ、問い合わせに対する答えなどを紹介する「暮らしQ&A」、「めざせ介護の達人」から役立つ情報を提供する「介護の達人」を予定している。

□NHKのホームページ
http://www.nhk.or.jp/
□ニュースリリース
http://www.nhk.or.jp/digital/news/03100202/

(2003年10月3日)

[AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]

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