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ビクター、初のD-ILA搭載ホームシアタープロジェクタ
-1,400×788ドットのワイドパネルを採用


DLA-HX1D
10月下旬発売

標準価格:120万円

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 日本ビクター株式会社は、ホームシアタープロジェジェクタとして初めてD-ILAデバイスを採用した「DLA-HX1D」を10月下旬に発売する。価格は120万円。

 D-ILA(Direct-Drive Image Light Amplifier)は、同社が開発した反射型液晶(LCOS=Liquid Crystal on Silicon)の一種。画素アドレスと液晶部を3次元的に配置することで、高開口率を実現、投写画面のグリッド(格子縞)が目立たず、「滑らかな画質表現と、微妙な色を再現するアナログ階調を実現する」という。業務用プロジェクタや、リアプロジェクタでの採用例があり、今回初めて民生向けのフロントプロジェクタが発表された。

 ただし、DLA-HX1Dに搭載されるD-ILAは、ホームシアター用に新開発したという8月25日発表の16:9パネルではない。従来からの0.7型1,400×1,050ドットのものをベースに、上下をマスクして1,400×788ドットのワイド表示にしたもの。

 ベースモデルは業務用D-ILAモデルの「DLA-SX21D」で、各部をホームシアター用途に最適化したという。720p、1080i、1035i、1080/24sFなどのHDTVフォーマットにも対応する。

レンズ周り。手動ズーム、手動フォーカスを採用 ボディカラーはDLA-SX21Dのシルバーからブラックになった 左側面にキャリーハンドルを装備する

 光学1.3倍の手動ズーム、手動フォーカスレンズを搭載し、光源は250WのNSH(超高圧水銀)ランプ。コントラストは800:1、光出力は1,000ANSIルーメン。

 IP変換、画素密度変換、輪郭補正技術からなる独自の高画質化技術「DET(Digital Emotional Technology)」を搭載し、カラープロファイルは「HDTV」、「NTSC」、「PAL」、「Mac RGB」の計4種類を利用できる。また、動画を再生しながら静止画キャプチャを行なう「フリーズ機能」も搭載する。

 映像入力端子はRGBHV(コンポーネントと兼用、BNC)、アナログRGB(D-Sub15ピン)、HDCP対応DVI-D、S映像、コンポジットを各1系統搭載。スクリーントリガ端子も備えている。外形寸法は298×360×134mm(幅×奥行き×高さ)、重量は6kg。天吊り金具「EF-SX21C」(7万円)など、SX21Dのオプションを利用できる。

HDCP対応のDVI入力を搭載 リモコンもSX21Dと同じタイプ

□ビクターのホームページ
http://www.jvc-victor.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.jvc-victor.co.jp/press/2003/dla-hx1d.html
□関連記事
【8月25日】ビクター、初のホームシアター向け高精細D-ILAパネルを開発
-フルHD対応プロジェクタを年内に投入予定
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20030825/victor.htm

(2003年10月3日)

[AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]


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