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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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日本ビクター株式会社は、ホームシアタープロジェジェクタとして初めてD-ILAデバイスを採用した「DLA-HX1D」を10月下旬に発売する。価格は120万円。 D-ILA(Direct-Drive Image Light Amplifier)は、同社が開発した反射型液晶(LCOS=Liquid Crystal on Silicon)の一種。画素アドレスと液晶部を3次元的に配置することで、高開口率を実現、投写画面のグリッド(格子縞)が目立たず、「滑らかな画質表現と、微妙な色を再現するアナログ階調を実現する」という。業務用プロジェクタや、リアプロジェクタでの採用例があり、今回初めて民生向けのフロントプロジェクタが発表された。 ただし、DLA-HX1Dに搭載されるD-ILAは、ホームシアター用に新開発したという8月25日発表の16:9パネルではない。従来からの0.7型1,400×1,050ドットのものをベースに、上下をマスクして1,400×788ドットのワイド表示にしたもの。 ベースモデルは業務用D-ILAモデルの「DLA-SX21D」で、各部をホームシアター用途に最適化したという。720p、1080i、1035i、1080/24sFなどのHDTVフォーマットにも対応する。
光学1.3倍の手動ズーム、手動フォーカスレンズを搭載し、光源は250WのNSH(超高圧水銀)ランプ。コントラストは800:1、光出力は1,000ANSIルーメン。 IP変換、画素密度変換、輪郭補正技術からなる独自の高画質化技術「DET(Digital Emotional Technology)」を搭載し、カラープロファイルは「HDTV」、「NTSC」、「PAL」、「Mac RGB」の計4種類を利用できる。また、動画を再生しながら静止画キャプチャを行なう「フリーズ機能」も搭載する。 映像入力端子はRGBHV(コンポーネントと兼用、BNC)、アナログRGB(D-Sub15ピン)、HDCP対応DVI-D、S映像、コンポジットを各1系統搭載。スクリーントリガ端子も備えている。外形寸法は298×360×134mm(幅×奥行き×高さ)、重量は6kg。天吊り金具「EF-SX21C」(7万円)など、SX21Dのオプションを利用できる。
□ビクターのホームページ (2003年10月3日) [AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]
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