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エプソン、ホームシアター用液晶パネル「D4シリーズ」を本格量産


L3D07Hシリーズ
10月14日発表


 セイコーエプソン株式会社は14日、ホームプロジェクタ用液晶パネルの新製品として、0.7型1,284×724ドット「L3D07Hシリーズ」と0.5型858×484ドットの2タイプの本格的な量産を10月より開始したと発表した。0.7型には開口率を向上させる新技術「D4テクノロジー」を採用している。

L3D05Sシリーズ
 量産が発表されたのは、いずれもホームシアター向け液晶プロジェクタ用の高温ポリシリコン液晶パネルで、そのうち0.7型1,284×724ドットは、3月26日に発表された「D4テクノロジー」を採用する。現在量産中のD3シリーズに比べて開口率を最大13%向上させており、0.7型1,284×724ドットでは画素ピッチ12μmながら、開口率50%を維持している。コントラスト比は500:1。

 なお、D4シリーズの量産開始は当初9月と発表していたが、2004年からの操業開始を予定していた新工場(北海道千歳市)の第1期竣工を前倒しし、10月からの稼働を決定。新工場で量産が開始される。

 同時に、0.5型858×484ドットのD3パネル「L3D05Sシリーズ」も10月より量産開始する。画素ピッチは14μm、コントラストは400:1。開口率は48%となっている。

 同社では、「急速なホームシアタープロジェクタ市場の拡大にあわせ、ニーズに対応したワイドパネルを新たにラインナップした」と説明している。

□エプソンのホームページ
http://www.epson.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.epson.co.jp/osirase/2003/031014.htm
□関連記事
【3月26日】エプソン、高開口率のプロジェクタ向け液晶パネル「D4シリーズ」
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20030326/epson.htm

(2003年10月14日)

[AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]


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