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富士フイルム、16倍速DVD-Rを実現可能な光ディスク技術を開発


11月6日発表


 富士写真フイルム株式会社は6日、1~16倍速記録のDVD-Rを実現可能な光ディスク技術を開発したと発表した。

 新開発の有機色素とディスク媒体設計技術により、データ転送速度11.08~177.28Mbit/Secを実現。1~16倍速の広い速度範囲のDVD-Rメディアが実現可能となるという。

 1~16倍速の広い速度範囲で、低ジッタかつレーザー強度のバラツキにも強いため、高クオリティの再生信号が得られる。また、16倍記録時の強いレーザーを照射した後でも、ディスク回転とレーザービームの位置決め制御に必要なプリピット信号にはほとんど影響を与えない。これらの技術により、安定した記録動作と、高い互換性を実現するという。

 また、100年以上の室温保存寿命を有しているほか、新開発色素分子中には有害な重金属は含まれていないという。来年より16倍速DVD-Rの規格策定が始まるが、同社では対応ドライブも来年中に出荷が始まると予測しており、1~16倍速DVD-Rの実用化に向け積極的に取り組んでいくとしている。

□富士写真フイルムのホームページ
http://www.fujifilm.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.fujifilm.co.jp/news_r/nrj1146s.html

(2003年11月6日)

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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