◇ 最新ニュース ◇
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【Watch記事検索】
エイベックス、中間期は3億9,000万円の黒字に転換
-CD市場は縮小傾向。着うた、音楽DVDが好調


11月7日発表


 エイベックス株式会社は7日、エイベックスグループ連結の2004年3月期中間決算を発表した。売上高は前年同期比12.9%減の320億3,000万円。純利益は3億900万円と、前年同期の13億1,900万円の赤字から黒字に転じた。通期の業績予想に変更はなく、売上高810億円、純利益48億円となっている。

 減収の要因として、音楽CD、コンサート収入、グッズ売上などの減収を挙げている。音楽CDは引き続き低迷し、音楽・映像事業の売上は8億円の減収となった。ただし、携帯電話向け音楽配信サービス「着うた」や音楽DVDが好調で、特に音楽DVDは同148%と好調に推移した。

 増益への転換は、売上原価の見直しによる利益率の向上(3%増)、販促宣伝費などの効率的な執行による販管費の削減(23億円)によるもの。前年同期の営業利益に対し、14億8,900万円の増益となった。

 また、経営方針として「時代に即したアーティスト開発、プロモーション戦略」、「中高年齢層に向けた音楽ジャンルの拡充」、「多様化する音楽ニーズへの対応」、「著作権の啓蒙活動」、「アニメ事業・映像事業の拡大」、「海外市場への展開」を掲げた。

 映像事業については、10月1日設立の株式会社エレファント・ピクチャーにより、映画市場への進出とDVD市場を見据えたコンテンツの拡充を目指す。

 また、中高年層向けジャンルの拡充策の1つとして、10月から開始した「avex-CLASSICS」レーベルについては、「正統派のクラシック分野に進出すべく設立した。日本の代表的なクラシックレーベルを目指す」とコメントしている。

□エイベックスのホームページ
http://www.avex.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.avex.co.jp/j_site/tansin/index.html
□関連記事
【9月26日】エイベックス、子会社を設立し、映画・DVDソフト事業を強化
-トライエムの映画部門の組織・人材を新子会社に譲受け
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20030926/avex.htm

(2003年11月7日)

[AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]


00
00  AV Watchホームページ  00
00

Copyright (c) 2003 Impress Corporation All rights reserved.