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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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カノープス株式会社は、独自のコーデックを採用したハイビジョン再生ワークステーション「HDSS-P100」を12月上旬より発売する。価格はオープンプライス。基本的にはシステム販売となるが、ワークステーション単体の価格は100万前後の見込み。 独自開発のハイビジョン再生コーデック「Canopus HD Codec」を採用したハイビジョン出力ワークステーション。CPUはXeon 2.4GHz×2で、メモリ512MB、HDDはシステム用に80GB、コンテンツ用に80GB~160GBを搭載する。
Canopus HD Codecは、DVをベースとした圧縮コーデックで、MPEGのようなフレーム間圧縮でなく、フレーム内圧縮を採用し、編集作業の負荷を低減しながら高画質を実現したという。圧縮率は約1/7。 対応フォーマットは、最大1080/60iで、640×480~1,920×1,080ドットの任意の解像度に対応する。映像出力端子はD-Sub15ピンを2系統装備している。 同社では、POP広告や、化粧品、アパレル、自動車などのリッチコンテンツ表示、プレゼンテーション用途や、メディカル、R&D分野を中心に製品展開を図る予定。また、映像のエンコードサービスやコンテンツの企画・製作などのサービス提供も計画している。「(カノープスは)ハードウェアメーカーと思われているが、ソフトウェアやコンテンツのビジネスにもトライしていきたい(同社プロフェッショナル事業戦略室 伊藤室長)」という。
また、19日より始まるInter BEE 2003には、「HDSS-P100」のほか、HD編集システム「HDWS-1000」も参考出品する。HDWS-1000は、放送局のサブシステムや、製作会社などでの導入を目指したシステムで、「現在、2,000~3,000万円クラスのシステムと同等の機能を400万円程度で提供する」という。 HDWS-1000では、HDリアルタイム編集や、Canopus HD Codec対応、HD/SD混在編集のサポートなどを予定している。また、今後の製品展開としては、より高画質なHQ Codecをサポートした上位バージョンのHDWS-HQや、ネットワーク対応のHDWS-NET Station、コンシューマDV規格「HDV」をサポートした業務/コンシューマ向けの「HDS0-HDV」などを予定しているという。
□カノープスのホームぺージ (2003年11月12日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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