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日本TI、1チップ化した100Wオーディオ用デジタルアンプ


12月11日発表


 日本テキサス・インスツルメンツ株式会社は、デジタルアンプ「TAS5121」と、PWMプロセッサ「TAS5076」を発表した。ともに既に量産中で、1,000個ロット時単価は「TAS5121」が3.49ドル、「TAS5076」が12.33ドル。

 「TAS5121」は、パワーステージIC上に100WのMOSFET Hブリッジを集積することで、デジタル・アンプ機能を1チップ化した。同チップを利用することで、ヒートシンクの組み込み過程を簡素化できるほか、100W出力駆動のためHブリッジを並列接続する必要が無くなる。

 高効率化により放熱量を低減したため、ヒートシンクサイズの小型化が可能で、同チップを利用するオーディオメーカーは、システムの基板スペースや製造コストを削減できるという。

 「TAS5076」は、24bit/6チャンネルのデジタルPWMプロセッサ。同社製のデジタルアンプと組合わせることで、最大6個のデジタルパワーデバイスを駆動し、6チャネルのオーディオアンプの実現が可能。

□日本TIのホームページ
http://www.tij.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.tij.co.jp/news/sc/2003/scj_03_094.htm
□製品情報(英文)
http://focus.ti.com/docs/prod/folders/print/tas5121.html

(2003年12月11日)

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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