松下、東芝など、同軸ケーブル利用のホームネットワークで協力 －テレビやSTB、ビデオレコーダなどを同軸ケーブルで接続

　松下電器産業株式会社や株式会社東芝、米Cisco Systemsなど8社は6日、同軸ケーブルを利用したホームネットワークを実現するためのアライアンス「Multimedia Over Coax Alliance(MoCA)」を設立した。

　MoCAの参加企業は、松下電器、東芝、Cisco Systems、Comcast、EchoStar、Entropic Communications、Motorola、RadioShackの8社。MoCAでは、同軸ケーブルを利用して家庭内のテレビや、セットトップボックス、ビデオレコーダ、DVD、D-VHSデッキ、パソコンなどの相互接続を目指し、仕様を策定。2005年にはMoCA仕様対応の製品の発表を見込んでいる。

　MoCAではテレビのアンテナ端子などで利用する同軸Fコネクタでネットワーク接続ができるため、AV機器などの相互接続が可能で、地上波テレビ放送やケーブルテレビなどと同じ同軸配線上で共存できるという。

　DVD品質の映像の配信も可能としており、通信速度は最高270Mbps。QoS(Quality of Service)による品質保証なども備える。

□松下電器産業のホームページ
http://matsushita.jp/
□東芝のホームページ
http://www.toshiba.co.jp/
□Motorolaのホームページ
http://www.motorola.com/
□Cisco Systemsのホームページ
http://www.cisco.com/
□Entropic Communicationsのホームページ
http://www.entropic-communications.com/
□Comcastのホームページ
http://www.comcast.com/
□EchoStarのホームページ
http://www.dishnetwork.com/content/aboutus/index.shtml
□RadioShackのホームページ
http://www.radioshack.com/

(2004年1月7日)

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]

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