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株式会社小学館と株式会社エイチエムピィ、株式会社セガは15日、合同でオリジナルアニメDVD「東京大学物語」の制作記者発表会を開催。会見には原作者の江川達也氏に加え、声優として参加したグラビアアイドルの酒井若菜さん、井上和香さん、磯山さやかさんらが登場し、作品への思い入れなどを語った。
OVA東京大学物語は、小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」で連載された同名コミックをアニメ化した作品。DVDは第1巻「函館向陽高校編」が2004年2月24日、第2巻「仮面浪人編」が同3月に発売予定。販売はコンビニエンスストアのセブン-イレブン、ファミリーマート、サークルケイ、サンクス、スリーエフで行なわれる。価格は各巻2,800円。本編の収録時間は約30分となっている。 原作の江川氏は、同作品の連載開始が10年以上前ということもあり「正直忘れていた部分もあった」という。しかし、「今回アイドルの皆さんのアフレコに立会いながら、こういう作品だったなぁと思い出した。それと同時に、恥ずかしいシーンが沢山あったことにも気付き、演じてくれた女性陣に申し訳ないという気持ちと、どんな風に演じてくれるのかという期待が入り混じった」とのこと。
続いて、エイチエムピィの芳賀吉考社長がDVDの流通経路について解説。「当社はコンビニでDVDを流通させたパイオニア」と説明したうえで、2002年12月に同じくコンビニ限定で発売したアニメDVD「フロム I”s アイズ」の売上に関して、「累計7万枚を超えるヒット作となり、オリコンチャートの1位も獲得した。今回の東京大学物語も原作が累計2,000万部を超えるホームラン作品ということで、非常に期待している」と述べた。
既報の通り、DVD版の最大の特徴は、ヒロインなどの声を声優に加え、グラビアアイドルの3人が演じるという「マルチ音声機能」にある。音声はプロの声優、アイドルで個別のトラックに収録されており、トラック1に収録された「オリジナル声優バージョン」と、トラック2の「グラビアアイドルバージョン」を任意に切り替えて視聴できる。
主人公の村上直樹が一目惚れしたヒロイン・水野遥を演じた酒井若菜さんは、「絵に合わせて声を入れるという作業はとても難しくて大変だった」とアフレコを振り返る。また、江川氏が「女性が演じるには恥ずかしいシーン」と語った部分は「どうしても男の子の目線で描かれているので、男性はこんな事を考えているのか! と驚いたり、恥ずかしかったシーンもあった」と話す。 「そういう面が逆に勉強になった」と語るのは、主人公に想いを寄せるヒロインの1人・鈴木英里を演じた井上和香さん。「作品に参加することで、男性の気持ちが少しわかったような気がしました。私も男性の目線を踏まえて演技ができたのが良かったと思う」とのこと。 「原作を子供の頃からこっそり読んでいた」というのは小泉真紀を演じた磯山さやかさん 。自分がアニメ版に参加すると決まった時は「すごく嬉しいと同時に、いろんな意味でドキドキした」という。しかし、「20歳にもなったので様々なことにチャレンジしたくて頑張って演じました。これから先、自分にもこの作品みたいな体験が待っているのかなぁと思います」と話した。 出演した女性陣のコメントを受けて江川氏は「男性には自信を持って勧められる漫画だと思うが、女性にはちょっと厳しいのかも……ごめんなさい」と思わず苦笑い。なお、江川氏は漫画以外にも、エッセイやコメンテイターとしても活躍中だが、「次は映画監督にチャレンジしたい」という。様々な計画を進行中とのことだが、その中で「東京大学物語の実写映画化」について現在進行中だと明らかにした。
□小学館のホームページ
(2004年1月15日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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