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◇ 最新ニュース ◇
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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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カノープス株式会社は、HD/SDリアルタイム編集環境「HDWS-1000」を1月下旬より発売する。価格は430万円。
独自開発のハイビジョン再生コーデック「Canopus HD Codec」を採用したハイビジョンリアルタイム編集ワークステーション。Intelと協力して開発し、CPUはXeon 3GHz×2、メモリ2GB、HDDはシステム用に80GB、コンテンツ用に320GBを搭載する。OSはWindows XP Professional。 新開発のHD-SDI/SDI入出力ボードを搭載。映像入力端子はBNC×1(HD-SDI/SDI共用)、映像出力端子はBNC×2(HD-SDI/SDI共用)で、HD外部同期入力端子とSD外部同期入力端子各×1を備える。また、RS-422端子によるVTRコントロールもサポートしている。
ハイビジョンコーデックに採用した「Canopus HD Codec」は、独自のDVベースコーデックで、SMPTE-370Mに準拠する。フレーム内圧縮を採用し、編集作業の負荷を低減しながら高画質を実現したという。圧縮率は約1/7。ソフトウェアコーデックのため、ハードウェアに依存しないほか、アップデートにより画質の向上なども容易に行なえる。 ワークステーションと、キーボード、マウス、編集ソフト「EDIUS Professional」のセットが基本構成。対応フォーマットは最大1080/60i。DVテープを用いたHD記録フォーマット「HDV」にも対応予定としている。EDIUS Professionalは、マルチディスプレイを基本とした編集ソフトで、最大の特徴は、HD/SD/SD非圧縮の処理をサポートし、フォーマットを気にせずに混在編集が行なえること。SD素材をHDにアップコンバートするなどの手間が省略できるほか、HD映像をSD用モニタで確認することも可能。HD/SDの混在編集に対応したのは、EDIUS Professionalが世界初という。
内部処理はYUV 4:2:2で行ない、他の色空間への変換を行なわないため、タイトルやトランジションを使用するシーンでも画質を維持しながら高速処理を行なえる。トラック数はビデオ/オーディオ/タイトルともに無制限。3ポイント編集や4ポイント編集に対応する、 MPEGエンコーダは、「ProCoder EXPRESS for EDIUS」、タイトラーはInscriber製の「TitleMoton HD for EDIUS」を採用している。
発表会では、同社プロフェッショナル事業戦略室 伊藤室長が、HDWS-1000の市場展開について解説した。「HD市場では、大手放送局などでHDリニア編集環境の導入が進んでいるが、設備使用料などが高価などの問題点を抱えている」という。また、膨大なSDコンテンツのHDでの再利用という点に関しても進んでいないと指摘した。 伊藤室長は、現在の市場の要求として“初期投資の軽減”、“リアルタイム編集”、“HD/SDソースの混在編集”の3点を挙げ、「HDWS-1000では、それらの要求を具現化した」と紹介。「高価なHD編集システムを普及価格帯にすることで、HDの普及を加速。業務用マーケットでトップを狙う」と意気込みを語った。 ターゲットマーケットとしては、キー局のサブシステムや、地方局、CATVなどの例を挙げ、それらの市場で積極展開を図る。
□カノープスのホームぺージ (2004年1月21日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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