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BPA、BSデジタル放送視聴に関する調査結果を発表
-欲しいテレビの48.2%は液晶テレビ


1月28日発表


 社団法人 BSデジタル放送推進協会(BPA)は28日、野村総合研究所と協力して2003年12月に実施した「BSデジタル放送視聴に関する調査」の結果を発表した。調査は全国500サンプルを対象に毎年行なわれている。

 今回の調査では「新しくテレビを購入する理由」として、「現在使っているテレビの映りが悪くなった」が53.8%で最も多く、次いで「場所をとらない薄型テレビが欲しかった」が37.6%、「画質がより良いテレビが欲しかった」が31.2%となっている。

新しくテレビを購入する理由

 同協会は、1位の「テレビの映りが悪くなった」を「当然の理由」とし、2位と3位の結果を「薄型テレビが予想以上に消費者の心をとらえた。BSデジタル放送の普及が進むにつれ、高画質・高音質の魅力も知られてきた結果」と分析してる。

 また、「新しく購入したいテレビのタイプは?」という質問では、液晶テレビが48.2%で最も多く、プラズマテレビが32.4%、ブラウン管テレビが13%となった。この結果について協会は、「薄型テレビの人気がBSデジタル放送普及の追い風になっている」と説明。

 なお、年収別に比べてみると、400万円未満では液晶テレビが48.5%に微増し、プラズマテレビは23.1%に減少、ブラウン管が20.8%に伸びている。400万円以上800万円未満の人では、液晶テレビが45.4%に減り、プラズマが38%に増加、ブラウン管は11.2%に減っている。しかし、800万円以上では再び液晶が50%に増え、プラズマが33.6%に減るという結果になっている。

新しく購入したいテレビのタイプ


 ■ 「高画質・高音質を楽しみたい」という積極的な視聴理由が増加

 「BSデジタル放送を見るようになった理由」で最も多いのは、「CATVに加入したら見ることができたから」の35.7%だが、割合は2002年度の50%を大幅に下回っている。変わって増加したのは「高画質・高音質を楽しみたかったから」で、昨年の23.7%から33.9%に増えている。なお、「BSデジタル対応の共同アンテナがあったから」という理由も減少、「地上波と異なる番組を見たかった」が増加しており、協会は「積極的な視聴理由が増えている」としている。

新しく購入したいテレビのタイプ

 放送内容に関しては、BSデジタル放送を既に見ている人に「もっと充実してほしい番組ジャンルは?」、まだ見ていない人に「見たい番組ジャンルは?」という2つの質問を実施。「洋画(ハリウッド映画)」が40.4%で「見たい番組」のトップになったが、「充実して欲しい番組」では28.6%で2位。見たい番組の2位は31%で「コンサートライブ」だが、充実して欲しいという要望は10.7%と低く、未視聴者が見たい番組と既視聴者が充実を期待している番組ジャンルにずれがある。この点に関して協会は「期待の多い番組を実際に見た人にとって、ある程度満足のいく番組を提供しているからだろう」と分析している。

BSデジタル放送に期待する番組ジャンル


□BSデジタル放送推進協会のホームページ
http://www.bpa.or.jp/
□ニュースリリース
http://www.bpa.or.jp/news/2004_01/news_nomura040128.html

(2004年1月29日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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