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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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株式会社トレソーラは、ブロードバンド回線を使ってテレビ番組を配信するサービス「広帯域的電脳娯楽大帝 ザ・ブロードバンド・エンタメキング・トレソーラ」を2月1日から開始する。視聴料は月額1,000円。配信開始を前にテレビ朝日で開催された発表会には、民放各社のアナウンサーやお笑い芸人のビビる大木などが駆けつけた。
トレソーラはTBS、フジテレビ、テレビ朝日の共同出資で設立された会社。2002年9月1日から11月30日の期間限定で、80~90年代の番組を中心にストリーミング配信するイベント「Chance! @トレソーラ」を実施。3カ月で3,133万PV、のべ来場者数1,107,425人を記録した。
民放3社が協力する強みを活かし、2月1日から開始されるイベント第2弾では、90年代に放送された人気番組や、映画、放送されたばかりのドラマ、バラエティなどを用意。「ブラックジャックによろしく」や「トリック」、バラエティでは「内村プロデュース」、「銭形金太郎」など、約20タイトルを配信する。
当初、第2弾の開始は2003年の12月3日を予定していたが、コンテンツ配信関連システムの開発遅延により、2月1日に延期されていた。料金は月額1,000円で約20タイトルが何度でも視聴できる「トレソーラパック」と、コンテンツごとに設定された料金を支払う「タイトルパック」の2種類を用意する。 なお、番組の購入はサービスに対応したプロバイダーのIDが必要になる。対応プロバイダーはOCN、DreamNet、AII、So-net、@nifty、BIGLOBE、BBit-JAPANで、一部のプロバイダーでは月額基本料金が無料のコンテンツ会員でも本サービスを利用できる。
視聴には、Windows Media Player9のコアを使用したオリジナルソフト「トレソーラプレーヤー」を同社サイトから無償ダウンロードして利用する。対象OSはWindows 2000/XP。配信帯域は500kbps以上で、視聴の際に「ストリーミング方式」と「ダウンロード方式」が選択できる。
ブロードバンド放送にも関わらず、コンテンツをダウンロードできるのが大きな特徴。配信スピードはストリーミング時が500kbps(標準画質)、ダウンロード時は500kbps(標準画質)と1.5Mbps(高画質)ファイルを選択できる。
なお、ダウンロードには専用のダウンロードマネージャを使用し、ユーザーがダウンロードしたファイルを通常のファイルとして認識することはできない。また、ファイルはダウンロードしてから未見の状態で7日間、1度でも視聴した場合は最初に観た時刻から24時間後に自動的に消去される。ただし、消去された場合でも、契約期間内であれば何度でもダウンロードできる。
■ フジテレビの女子アナは出たがり??
発表会は六本木ヒルズにあるテレビ朝日の新社屋内で行なわれた。司会を務めたのはTBSの安東弘樹アナウンサー。 「テレビ朝日の中で司会するとは思わなかった」という安東アナは、テレビ朝日の感想について聞かれると、「綺麗な社屋、隣には日本庭園もあり、ちょっと敗北感を感じた。その後、エレベーターホールに行ったら“テレビ朝日プライムタイム TBSを抜いて第3位に!!”という紙が貼ってあり、さらに敗北感が……」とコメント。会場の笑いを誘った。 そして、ステージにはTBSの久保田智子アナウンサー、フジテレビの政井マヤアナウンサー、テレビ朝日の野村真季アナウンサーの3人が登場。彼女達はプレオープンしているトレソーラのWebサイトでお勧めの番組を紹介しているほか、お笑い芸人のビビる大木、パラシュート部隊らとともに、各放送局に潜入して様々なリポートを届けるバラエティ番組「月刊トレソーラの挑戦!」に出演している。
その後、ステージには番組で共演しているビビる大木が登場。「収録中にお腹がすいたのを我慢していたが、3人の女子アナは“お昼ごはんはまだですか?”と僕より早くスタッフに聞いていた」など、番組と女子アナの舞台裏を次々と暴露。 さらに、放送局の垣根を越えて女子アナと共演した感想を聞かれると、「僕の印象だと、フジテレビの女子アナは前に出たがり。女優への道とか、フリーとか狙っているのでは!?」と答え、場内を笑いの渦へ。これは笑い話ではなく、トレソーラではTBSの竹内香苗アナ、フジテレビの千野志麻アナ、テレビ朝日の河野明子アナら、人気アナウンサーが俳優として出演するオリジナルドラマ「フォーチュン・バナナ」を3月に配信するという。
■ 2倍のユーザー数を目指すが、事業化はまだ白紙
同社の原田俊明社長は、トレソーラの配信サービスを「まだ実験段階」としながらも、「テレビ番組という強力なコンテンツには確かなニーズがあるという手応えを感じている。2002年9月に第1回のイベントを行なった時、ブロードバンドユーザーは600万だったが、現在は1,400万に倍増している。今回のイベントでは2万ユーザーを倍の4万まで増やしていきたい」と抱負を述べた。 さらに、新たな試みとして、ケイ・オプティコムと共同で、STBを利用してトレソーラのコンテンツを提供するサービスを試験していることを明らかにした。配信地域は大阪、兵庫、和歌山、奈良、京都、滋賀の関西地区のモニター250世帯。
なお、月額1,000円という料金設定は、採算性から決めたものではなく、「他社のサービスなどを参考に、事前調査で適正価格を決めた」という。しかし、事業化に関しては「まだ白紙状態」としており、第2回のイベントも実験的な要素が強いとという。
【トレソーラパック 配信予定表】
【タイトルパック 配信予定表(ドラマ)】
【タイトルパック 配信予定表(映画)】
□トレソーラのホームページ
(2004年1月30日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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