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株式会社コーエーは8日、「オリジナルビデオアニメーション アンジェリーク 上巻」の発売に先駆けて、都内でアフレコ現場を報道関係者に公開。豪華な声優陣が集結し、10周年を迎えた同作品や、OVAの見どころについて語った 「アンジェリーク」は、'94年にスーパーファミコン用ソフトとして発売された恋愛シミュレーションゲーム。斬新なコンセプトと豊富なキャラクターで特に女性に人気を博し、プレイステーションやゲームボーイ、PCなど、様々なプラットフォームに進出。また、ゲームだけでなく書籍やドラマCDなど、メディアミックス展開が行なわれている。
3月17日に発売されるOVAシリーズ第1巻は、初代ゲーム版の発売から10周年を記念して制作される作品。全3巻で構成され、第1巻の価格は6,800円。パッケージは由羅カイリによる描き下ろしイラストを採用。ディスクは片面1層で、音声はドルビーデジタルステレオ。出演声優陣による特典映像や封入特典も用意するという。 ストーリーは、ゲーム版第1弾のグレードアップ版として発売された「アンジェリーク デュエット」をベースにしたもの。宇宙を統べる女王を決める為に、女王試験が行なわれることになる。候補として「聖地」に招かれたのは、優等生のお嬢様・ロザリアと、ごく普通の女子高生・アンジェリークの2人。試験の内容は「与えられた大陸をより早く発展させた方を女王とする」というもの。彼女達は9人の守護聖のサポートを受けながら、試験や恋に奮闘する。 登場するキャラクター達は、10年間にそれぞれ成長・変化を遂げている。だが、今回のOVAでは最初期の物語が描かれるため、各キャラクターを初登場時まで戻して演じる必要がある。そのあたりの心境について、声優陣に伺った。 主人公のアンジェリークを演じた白鳥由里さんは、「アンジェリークが、台本に自分の名前が出た初めての作品だった」という。そのため、「スタジオに入った時の緊張感や、周囲が男の人ばっかりだったドキドキ感など、昔の事を思い出しながら、懐かしく演じられた」とのこと。 彼女のライバル・ロザリアを演じたのは三石琴乃さんは、「10年前の自分に戻るという、自分自身との戦いだった」とアフレコを振り返る。また、女王を演じた勝生真紗子さんと、女王補佐官のディア役の田中敦子さんも、「昔を思い出すと同時に、初めて演じるような新鮮さを持って収録に望んだ」という。 「自分にとっての10年前は、思い出せないほど昔」と語るのは、光の守護聖・ジュリアスを演じる速水奨さん。「しかし、聖地の時間の流れは地球と違う感じで、ジュリアスは何も変わっていないと感じた」という。 10年間に性格が大きく変化したキャラクターもいる。夢の守護聖・オリヴィエを演じた子安武人さんは、「当初は誰とも交流しないようなキャラだった。今はすっかり周囲に馴染んでしまっているので、その違いに注意した」と話す。 また、オスカー役の堀内賢雄さんは、「今はだいぶコミカルになったが、10年前は年下の女の子をからかうキザなキャラだった。なので、今回もキザに徹しました」と語る。 アニメ版ならではの魅力についてリミュエール役の飛田展男さんは、「イベントで歌を歌ったり、色々な活動あったが、今回ドラマを演じられたのが嬉しい。演じる際にも、絵があるので感情移入がしやすかった」という。ルヴァ役の関俊彦さんは、「10年間のシリーズを経て、集大成という気持ちで演じている。最大公約数のルヴァを見てもらいたい」と語った。
(2004年2月16日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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