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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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日本電算機株式会社は、2.25TBのHDDを搭載したハイブリッドレコーダ「BigChannel 2」を2月25日に発売する。価格はオープンプライス。直販価格は998,000円。
■ アナログBSにも対応した「BigChannel 2」 BigChannel 2は、地上アナログチューナ×6、BSアナログチューナ×1、250GB HDD×9、MPEG-2エンコーダ×6、DVD±R/RWドライブを搭載したLinuxベースのレコーダ。2003年12月発売の「BigChannel」の強化版で、主な強化点はHDDの増量、BSアナログチューナの追加など。6チャンネル1週間分の番組を3Mbps(従来は2Mbps)ですべて録画できる。 また、新たにBigChannelをLAN経由で連結できるようになった。最大3台まで連結が可能で、最大18チャンネルの番組を同時録画し、1つの画面で管理できる。
そのほかの機能は前モデルを踏襲している。各チューナにゴーストリデューサと3次元Y/C分離回路を搭載。DVD±R/RWへの書き出しはVRモード非対応。DVD-R最大4倍速、DVD-RW 2.4倍速記録のドライブを採用。DHCP対応のルータ機能も備えている。 S映像×2、コンポジット×2、アナログ音声×2の入力端子を搭載。出力は、D2×1、S映像×2、コンポジット×2、アナログRGB×1、光デジタル音声×1、アナログ音声×2。USB 2.0端子も備え、外付けHDDを増設できる。外形寸法は190×470×600mm(幅×奥行き×高さ)。
■ 独自のタイムコード共有規格をPC業界に働きかける
同時に、独自のiEPG技術「Bepg」を核にしたサービス「ブロードメディアグローバルタワー」を発表。BigChannel 2のほか、現行のBigChannel、iBOXブロードメディアサーバ Dモデル、同Kモデルなどで使用できる。 ブロードメディアグローバルタワーは、同社の提供するサービスの総称。iEPGの「Bepg」、特定のニュースおよびワイドショーをトピックスごとに視聴できる「超多君のマトリックスTV」、「過去番組表」などから成る。 今回、「リアルクロックナビゲーション」、「スターナビゲーション」、「ナレッジシーンサーチ」、「過去番組表」(1週間分)、「CM検索」、「企業情報」などが追加された。 リアルクロックナビゲーションは、BigChannelやiBOXシリーズなどで録画した番組から、ユーザーが特定のシーンのタイムコードを抜き出し、Web上で共有するというもの。BepgやWebページ上にリンクやボタンとして設定でき、該当番組を録画していれば、リンクを選択することでタイムコードを再生する。 これを利用した例として、「大相撲中継」から取り組みだけの映像をタイムコード化し、力士ごとにリストにまとめたページや、「トリビアの泉」のトリビア集、「伊藤家の食卓」の裏技リストなどのページを同社が作成。iBOXシリーズのWebブラウザで視聴できるという。
同社ではリアルクロックナビゲーションの利用法を公開し、自分のBigChannel内などの「お気に入り映像ファイルの管理」といった利用法を提案する。また、タイムコードをiBOXシリーズ内蔵のメール機能で送信することも可能。
現在、リアルタイムクロックナビゲーションは、iBOXシリーズとBigChannelシリーズに搭載されたWebブラウザでしか利用できない。しかし今後はパソコンメーカーなどへ技術供与し、録画機能付きパソコンでの普及を目指すという。会見で石井孝利社長は「第1弾はアイ・オー・データ機器の製品になる」と発言。夏ごろまでには発売されると見られる。 石井社長は「映像を配信しているわけではなく、あくまでもタイムコードを送り合うだけ。著作権に問題はない。各自が録画した番組をより楽しめるようになり、感動を共有できるのが利点。今までにないエモーショナルコミュニティが生まれる」と説明。また、「アテネオリンピックまでには、相当数のパソコンに導入されることを目指す」と語った。 なお、スターナビゲーションは、特定のタレントが出演している「場面」を検索する。ナレッジシーンサーチは、マトリックスTV内の過去1週間のキーワードを検索。CM検索は企業名、出演タレントでCMを検索するもの。企業情報は報道番組などから任意の企業の情報を検索する。過去番組表、CM検索、企業情報は有償サービスで、過去番組表の料金は月額2,000円。
□JCCのホームページ (2004年2月24日) [AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]
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