◇ 最新ニュース ◇
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【Watch記事検索】
イージーシステムズ、新エンジン搭載ライティングソフト
-コアは2層のDVD+Rやブルーレイの記録にも対応


4月23日発売

標準価格:2,604~10,290円(税込)

連絡先:プリセールスサポート窓口
     Tel.03-5643-8533


 イージーシステムズジャパン株式会社株式会社デジオンは、新開発のライティングエンジン「Pz MDK」を採用したCD/DVDライティングソフト「Drag'n Drop CD+DVD4 Power Edition」を4月23日に発売する。対応OSはWindows 98 SE/Me/2000/XP。直販サイトでのダウンロード販売も行ない、価格は以下の通り。

 なお、直販サイトでは機能を限定した低価格バージョンもラインナップする。さらに、4月9日から22日の正午まで、先行のダウンロード販売も実施する。期間中「4BOX+MP3」、「4BOX」、「3BOX」の3製品は各500円引きとなる。

種類 価格(税込)
パッケージ版 10,290円
アップグレード版 6,090円
ダウンロード版 6,090円
直販サイト
オリジナル商品
4BOX+MP3 5,775円
4BOX 4,179円
3BOX 2,604円

 新たに「Pz MDK」というライティングエンジンを採用。フランスのPrassi Technologyが開発したもので、DVD記録を視野に入れた新規コードとしては、最初のマスタリングエンジンになるという。

コアエンジンとプラットフォームの間にPALを設けることで、マルチプラットフォームに対応

 最大の特徴は、コアエンジンの全てのコードをC++ではなく、最適化されたANSI-Cで記述したこと。OSのプラットフォームとコアエンジンの間にPAL(Platform Abstraction Layer)を挟むことで、コアエンジンを書き直すことなく、複数のプラットフォームで利用できるという。なお、同エンジンは既にWin32とLinuxに対応している。

 また、複数台のドライブへの同時書き込みにも対応。容量が大きなファイルや、ファイルの数が膨大になっても安定した書き込みが行なえるという。さらに、同社の前エンジンと比べ、書き込みまでの動作を約3~4倍高速化。書き込み前、HDD上にテンポラリファイルを作成する必要がなく、CPUの占有率も30%以上から20%程度に低減したという。

新コアエンジンの採用に伴い、イージーシステムズとデジオンは協同でイージー・デジオン・リレーションズ株式会社を設立した Pz MDKの説明を行なったイージーシステムズジャパンのウンベルト・バシニャーニ取締役

 また、個別のドライブ対応テーブルや、ドライバクラスに依存しない仕様のため、対応するドライブの数が飛躍的に向上。同社は「数千のドライブに対応できるほか、新たなドライブも柔軟にサポートできる」としている。さらに、コアエンジンとしてはDVD+Rの2層記録や、ブルーレイディスクへの書き込みもサポートしているという。

 ただし、Drag'n Drop CD+DVD4 Power Edition(以下DDCD4)では、2層のDVD+Rとブルーレイへの記録は対応していない。同社は「技術的には既に可能だが、次の製品で対応するか、DDCD4のバージョンアップとして対応するかは検討中」としている。

2層のDVD+Rやブルーレイに加え、Rawモードでの書き込みや、ディスクイメージ(.DI)フォーマットもサポートする 発表会では、DDCD4の試作版を使い、実際にブルーレイに書き込むデモが行なわれた


■立方体をモチーフにしたインターフェイス

 コアエンジン以外では、インターフェイスも変更している。従来のDrag'n Dropシリーズのインターフェイスは、「Data」、「Music」、「Backup」、「Video」という4つのアイコンがデスクトップに常駐し、そこに書き込みたいファイルをドラッグ&ドロップするというもの。

 DDCD4では、同シリーズの特徴でもある常駐型の四角形アイコンはそのままに、外枠を透過させたり、アイコンの代わりに任意の画像を貼り付ける「Picture in BOX」機能などを搭載。デスクトップにより調和するという。

アイコンのデザインは異なるが、従来と同様のインターフェイス 任意の画像をアイコンに貼り付けられるようになった。画像の一部分を切り取ったり、拡大・縮小するツールも付属している

 さらに、4つのアイコンをまとめて、立方体として3D表示した「All in One BOX」メニューを装備。マウスをクリックするか、ホイールを回転させることで、3DBOXも回転し、目的の機能が前面に出てくる。

3Dの立方体を回転させる「All in One BOX」メニュー。横に回転すれば「音楽モード」、上下に回転すれば「データモード」など。マウスのホイールとも連動している All in One BOXにファイルのドロップする際、任意の面が表になっていない場合もある。その時はマウスの動きを自動的に検知し、サブメニューとして残り3つのアイコンが表示される

 なお、従来型のインターフェイスも「クラシックUIモード」として装備するほか、新たにドライブ情報を表示する機能や、書き込みの進行状況を確認するダイアログなども実装。前バージョンで用意していた、2カ国語もサポートするビデオ編集機能や、指定したディスクを挿入するだけで自動的にバックアップを行なう「Auto-Grabber」なども引き続き搭載している。

 なお、先行でダウンロード販売される商品は、「Data」、「Music」、「Backup」、「Video」の各ライティング機能のみを収録したもの。「4BOX」は前述の4機能を搭載し、「3BOX」は「Video」を除いた3機能となる。また、「4BOX+MP3」は「4BOX」にMP3/MP3PROのエンコード機能を追加したバージョンとなっている。


□イージーシステムズジャパンのホームページ
http://www.easy.co.jp/
□デジオンのホームページ
http://www.digion.com/
□製品情報・ニュースリリース
http://www.ddcd.jp/
□関連記事
【2003年1月23日】イージーシステムズ、DVDの追記が可能な「Drag'n Drop CD+DVD3」
-DV編集機能も強化
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20030123/easy.htm

(2004年3月16日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


00
00  AV Watchホームページ  00
00

Copyright (c) 2004 Impress Corporation All rights reserved.