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ソフトバンク・ブロードメディア株式会社(SBBM)は14日、3月1日に民事再生手続の申立を行ない経営再建中のムービーテレビジョン株式会社との間で、営業譲渡契約を締結したと発表した。 ムービーテレビジョンは'84年設立の海外の映画やテレビドラマ、アニメなどの映像放映権を買い付け、日本のメディアに放映権を販売する配給放映権販売業者。ハリウッドメジャーと呼ばれる米国大手映画会社7社のうち、20世紀フォックス、MGM、パラマウント、ユニバーサル、タイム・ワーナーの5社の作品を主に取り扱っており、作品の日本語版なども制作。最近では、1月23日にDVD「HERO」を発売している。 2003年ごろから、継続的独占供給契約(アウトプット契約)に従って購入する放映権に対し、国内テレビ局を中心とした放映権販売が下回る状態が続き、資金繰りに窮する状況となった。2004年2月以降には、ハリウッドスタジオへの支払も滞りはじめ、3月1日に東京地方裁判所へ民事再生手続きの申請を申し立てた。 SBBMは、「テレビ放送という公共サービスの中で、優良なハリウッドコンテンツを提供するというムービーテレビジョンの使命を継承することにより、放送局及び視聴者に対する供給責任、公共的・社会的な責任を果たす必要がある」と判断し、スポンサーとなるべく申請直後から協議を進めてきたという。 今回営業譲渡契約を締結し、営業を譲り受ける会社はSBBMの100%子会社の予定だが、社名は未定。6月1日に営業を開始する予定となっている。事業戦略は、ムービーテレビジョンが行なっていた全事業を原則として引継ぎ、ディストリビューション事業、プロダクション事業、ピクチャー事業に加え、携帯電話向けコンテンツ事業を行なっているハリウッドチャネルの4事業でスタート。 「新たな管理システムを構築・運営し、全く新しい経営方針のもとで事業再生を実現する」としている。特にディストリビューション事業については、「国内放送局のニーズと需要に合った調達・供給体制を再構築していく」という。
□ソフトバンク・ブロードメディアのホームページ
(2004年4月14日) [AV Watch編集部/furukawa@impress.co.jp]
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