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バップ、柴咲コウの初主演映画「着信アリ」をDVD化
-松下開発のバーチャルヘッドフォン音声を世界初収録


(C)2004「着信アリ」製作委員会
8月6日発売

標準価格:「通常版」4,935円
      「初回限定版」7,140円

品番:「通常版」VPBT-15162
    「初回限定版」VPBT-15163


 株式会社バップは、秋元康が原作、三池崇史が監督を務めたホラー映画「着信アリ」のDVDを8月6日に発売する。通常版に加え、オリジナルフィギュアなどを同梱した初回限定版を用意。価格は通常版が4,935円、初回限定版は7,140円となっている。


■通常版

 本編ディスクと特典ディスクの2枚組み。本編ディスクの音声は、DTSとドルビーデジタル5.1ch、ドルビーデジタルステレオの3種類に加え、映画ソフトとしては世界初となるPST(Personal Surround Technology)トラックを収録している。

 これは、松下電器・AVコア技術開発センターが開発したバーチャルサラウンドテクノロジーで、5.1chの音源ソースを2ch信号に処理し、ヘッドフォンで5.1chサラウンドを再現するというもの。

 ヘッドホン装着時の耳の音響特性変化を補正することで、ヘッドホン独特の圧迫感を低減。開放感のある頭外定位を実現し、3次元的なサラウンド音声が楽しめるという。なお、同処理を施した音声は通常の2ch音声となるため、専用デコーダなどは不用。既に一部の音楽CDや、Windows Media 9を使ったブロードバンド配信などに活用されているが、映画DVDの音声に使用されるのは世界で初めてとなる。

 本編ディスクの収録時間は112分。音声特典として、秋元康と三池崇史のオーディオコメンタリーを収録するほか、映像特典として特報と本予告を収録している。

 特典ディスクには、30~40分のメイキング映像を収録。さらに、テレビスポット、出演者やスタッフのインタビュー集、映画祭や試写会、初日舞台挨拶などの各種イベントの模様、三池監督が撮り下ろした本編のアナザーストーリー、劇中で使われた除霊番組の一部などを収録する。


■初回限定版

 本編ディスクと特典ディスクは通常版と同じものを収録。それに加え、三池監督と親交の厚い作家・戸梶圭太が撮影した約40分のメイキング「確信ナシ~戸梶圭太が見た『着信アリ』の舞台裏~」を収録した2枚目の特典ディスクを同梱。計3枚組みとなる。

 また、封入特典として「特製なつみちゃんゴム人形」を同梱。劇中のキャラクター「なつみ」のゴム製フィギュアで、手足をねじることができる。

 映画「着信アリ」は、女優だけでなく、音楽活動でも高い評価を得ている柴咲コウの初主演映画。主人公の女子大生・中村由美が参加した合コンの席で、友人・陽子の携帯電話が聞き覚えのない着信音で鳴った。「着信アリ」のメッセージを確認すると、発信は陽子本人で、彼女のものと思われる悲鳴が録音されていた。着信時刻は3日後。

 そして3日後の同時刻、陽子はメッセージと同じ悲鳴を上げて、橋から落ちて死んでしまう。その後も次々と、同じ合コンに参加した者が死んでいく。犯人は被害者の携帯電話のメモリから、次の獲物を探しているようだが……。

 出演は、堤真一、吹石一恵、筒井真理子、岸谷五朗ほか。なお、柴咲コウは同作品の主題歌も担当している。

□VAPのホームページ
(4月14日現在、このタイトルに関する情報は掲載されていない)
http://www.vap.co.jp/
□映画の公式ホームページ
http://www.chakuari.jp/web/

(2004年4月14日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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