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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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株式会社アイ・オー・データ機器は24~25日、プライベートショー「AVeLフェア」を開催した。同社としては'96年以来の一般ユーザー向けのプライベートフェアとなった。各日先着1,000名にUSBメモリを配布したこともあり、初日となる24日には10時の開場を前に長蛇の列ができるなどの盛り上がりを見せた。同社発表の総入場者数は9,194名。 発売中の製品デモのほか、今後発売予定の新製品や参考展示などが多数行なわれた。 ■ ピラミッド型SDビデオレコーダを出展
7月に製品化予定のSDカード用ビデオレコーダ「AV3GRC/SD」が展示された。価格は2万円前後の見込み。ピラミッド型のデザインが特徴で、本体上部にSDカードスロットを搭載。アダプタを利用することでminiSDカードにも対応するほか、5枚までのminiSDを同時利用できるアダプタと専用スロットも用意されている。 記録形式は、MPEG-4 Simple Profile Level0、MPEG-4 Simple Profile Level 1 with 3GPP restriction。音声記録形式はGSM-AMR。記録解像度はQCIF(176×144ドット)/SQCIF(128×96ドット)。フレームレートは15fps。 チューナなどは備えておらず、外部入力としてコンポジットビデオとアナログ音声を装備。ビデオデッキのタイマー録画予約機能を利用し、録画予約の開始と同時に出力される映像信号を検知して、タイマー録画も行なえる。ただし、最近のHDDレコーダなどでは、タイマー録画時に映像出力を行なっていない機種が多いので、そうした機種と接続した場合はタイマー録画はできない。 対応機種は、NTTドコモのN900i、F900i、SH900i、P900i、P2102V、F2102V、N505iS、F505i、ボーダフォンのJ-SH53、V601SHの計10機種。機種ごとにフォルダ構造などが異なるため、録画前に機種を設定しておく必要がある。
今後は、チューナ付きモデルや記録解像度の向上を図るほか、auなどの対応機種拡大も図る予定。なお、ピラミッド型のデザインについては「先進的な製品なので尖ってみました」とのこと。
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また、テレビチューナつきのXVDキャプチャカード「GV-MVP/XVD」も展示している。年内に発売予定という。 同社では、テレビチューナ無しのXVDキャプチャカード「GV-XVD/PCI」を2003年より発売しているが、GV-MP/XVでは新たにテレビチューナを搭載。また、付属ソフトも「mAgicTV 4.2」とし、新たにキーワード録画やジャンル別検索などが可能となった。 TI製のDSPを搭載しており、ハードウェアを利用したXVDエンコードに対応。なお、MPEG-1/2などのキャプチャには対応しない。付属のエンコードソフト「XVD encorder」でもハードウェアエンコーダを使ったXVDエンコードが可能となった。
□関連記事 ■ 挑戦者ブランドでMPEG-4プレーヤー自作キットなど展示
同社の自作PCユーザー向けブランド「挑戦者」では、USB 2.0の外付け3.5インチHDDケースにMPEG-4再生機能を備えた「Movie Tank」を参考展示。HDD内のビデオ映像を再生するデモも行なっていた。 USB 2.0外付け型のHDDケースにMPEG再生機能を搭載した製品で、MPEG-1/2/4、XviDをサポートするほか、DivXにも対応予定。コンポーネント映像出力やS映像出力、光デジタル出力も備えており、単体でのビデオ/オーディオ出力が可能となっている。 USB 2.0外付け型HDDとしても利用可能で、ファイルフォーマットはFAT32。発売は「夏の暑くなる前には」とのことで、7月前には発売されそうだ。価格は2万円を切る程度になる見込み。
また、Movie TankにEthernetを搭載し、ネットワーク経由でコンテンツをHDDに蓄積。単体でビデオ出力を可能とする「Movie LAN Tank」も参考展示している。製品化時期などは未定だが、Movie Tankの発展形として製品展開を考えているという。 3.5インチHDDを利用したNAS(Network Attached Storage)作成キット「LAN Tank」も展示し、こちらも7月頃の発売を予定しており、価格は15,000円程度となる見込み。 玄人志向の「玄箱」の対抗製品となる簡易NAS作成キットで、3.5インチHDDを用意するだけで、ファイルサーバー/プリンタサーバーとして利用できる製品。特徴は、同社のネットワークDVDプレーヤー「LinkPlayer」との連携機能で、LAN Tank内のコンテンツをネットワーク経由で再生できる。 CPUにSH-4 267MHzを搭載し、最高94.5Mbpsの高速転送が可能なほか、アルミ筐体を採用。さらに、ファンレス設計、アクセスが無い時のHDD自動停止機能などを備え、低騒音化を図っている。
また、電源を切らずにHDD交換ができるHDDリムーバブルキット「Change Tank」や、同社製のHDDやDVDドライブに一括して電源を供給でき、ACアダプタなどの数を削減できる「Power Tank」なども参考展示されていた。
■ iVDR対応製品も参考出展
リムーバブルHDD「iVDR」対応製品も多数展示された。いずれも12日のiVDR発表会で展示されていたが、一般に製品公開したのは今回が初めて。 同社のHDDレコーダ「Rec-ON」のiVDR対応モデルや、DVキャプチャユニット「DVC-iVDR」のほか、LinkPlayerのiVDR対応版も展示された。DVDプレーヤー部をiVDRスロットに変更したもので、iVDRにネットワーク経由でコンテンツを蓄積し、再生できる。 いずれも、参考出品で製品化時期などについては未定としている。
□関連記事 ■ LinkPlayerはXVDやMotionPixのMPEG-4再生をサポート
ネットワークDVDプレーヤー「LinkPlayer」のデモも多数行なわれていた。また、XVDやMPEG-4動画カメラ「MotionPix(AVMC212)」で記録した動画ファイルの再生に対応したLinkPlayerも展示され、実際にXVDの再生デモが行なわれていた。 従来のLinkPlayerとハードウェア的な変更は無く、ファームウェアの更新だけで、XVD/MPEG-4の再生に対応するという。具体的な対応時期は未定。 また、ハイビジョンレコーダ「Rec-POT M」も大々的に展示。Rec-POT Mで追加されたムーブ機能などの解説が行なわれていた。
会場では、「AVeLイメージガール」に起用された時見愛子によるトークショーやライブも行なわれ、「AVeLテーマソング」を熱唱。また、LinkPlayerなどがあたるじゃんけん大会も行なわれ、盛り上がりを見せた。
□アイ・オー・データ機器のホームページ (2004年4月26日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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