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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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NECは、デジタル放送対応パソコンの新モデル「VALUESTAR TZ」を6月3日より発売する。VALUESTAR TZの3モデル中、上位2モデルが地上/BS/110度CSデジタル放送に対応する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は上位モデルの「VZ980/9E」が50万円前後、「VZ780/9D」が33万5,000円前後の見込み。
従来のデジタル放送対応パソコン「VALUESTAR TX」から筐体を一新。デジタル放送の録画/再生機能に大きなアップデートは無いが、VALUESTAR TXではIntel製CPUを採用していたが、TZではAMDのAthlon 64に変更されるなど、ハードウェアの仕様は大きく変更されている。VALUESTAR TXの水冷システムを引き継ぎながら、CPUの稼働率を負荷に応じて動的に制御するAthlon 64の低消費電力技術「Cool'n' Quiet」を利用することで、システム全体の静音化が図られたという。 上位モデルの「VZ980/9E」には、ディスプレイの前面パネルを振動板とする「SoundVu」対応のTVチューナ内蔵ワイド23型WXGA液晶ディスプレイ(1,280×768ドット)が付属。「VZ780/9D」ではSoundVu対応の17型WXGA液晶ディスプレイが付属する。
「VZ980/9E」はCPUがAthlon 64 3200+、メモリ512MB、HDD 200GBを搭載。「VZ780/9D」はAthlon 64 2800+、メモリ256MB、HDD 160GBを搭載する。ともにDVDスーパーマルチドライブを内蔵し、書き込み速度はDVD-RAMが3倍速、DVD±Rが8倍速、DVD±RWが4倍速。チップセットはSiS 760/SiS 964、ビデオカードはRADEON 9600SE。Gigabit EthernetやIEEE 802.11a/b/gの無線LANも備えている。
PCIスロットには従来モデルと同様に、地上アナログ用、BSデジタル/110度CSデジタル用、地上デジタル用のテレビキャプチャカードを装備する。デジタル放送の録画/再生関連では大きなアップデートはなく、録画ソフトも各放送用に「SmartVision DG」、「SmartVision BS」、「SmartVision」を利用する。ハイビジョン放送でも、パソコン上での表示はすべて480pに変換して表示され、録画したデジタル放送の番組は、本体内蔵のHDDからのみ再生できる。 B-CASカード用ICカードリーダとB-CASカードが1枚付属し、BSデジタル/110度CSデジタルと地上デジタルで共用。コピーワンスの番組の録画にも対応する。
リモコンでデジタルコンテンツの録画や視聴が行なえるAV統合ソフト「MediaGarage」も搭載。ただし、MediaGarageはデジタル放送には対応しない。また、マルチメディアコンテンツ作成ソフト「SmartHobby」も搭載。フル画面表示のインターフェイスを採用しており、ウィザードに従い操作を行なうだけで、DVDやオリジナルCDが作成できる。 本体の外形寸法は173×450×380mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約15kg。
□NECのホームページ (2004年5月6日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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