オンキヨー、「VL Digital」アンプ搭載ステレオプリメインアンプ －高精度クロック搭載の薄型CDプレーヤーも発売

A-1VL(S)

6月7日発売 標準価格：168,000円(A-1VL) 　　　　　 105,000円(C-1VL) 連絡先：カスタマーセンター 　　　　　Tel.0570-01-8111

　オンキヨー株式会社は、PWMデジタルアンプを採用したステレオプリメインアンプ「A-1VL(S)」と、薄型CDプレーヤー「C1-VL(S)」を6月7日より発売する。価格は「A-1VL(S)」が168,000円、「C-1VL(S)」が105,000円。

■ A-1VL(S)

　同社のハイエンドAVアンプ「Integra」シリーズで採用されているデジタルアンプ「VL Digital」を採用したステレオプリメインアンプ。低発熱、高効率などのデジタルアンプの特性を生かして、外形寸法435×390×82mm(幅×奥行き×高さ)と薄型化を図った。重量は11.3kg。

　最大出力は200W×2ch(4Ω)、定格出力は100W×2ch(8Ω)/150W×2ch(4Ω)。AD変調はPWM(パルス幅変調)方式で、「ベクトル発生器」と「積分器」、「反転トリガー発生器」で構成された2組の回路を備えた積分型変調回路により、変換エラーの元凶となるスパイクノイズが外部から混入しても、エラーのないAD変換が可能という。

背面

　また、電力ラインに、伝送ロスを40分の1以下に抑えるという「銅バスプレート」を採用。厚さ1.5mm、幅5mmの銅バスプレートにより、低インピーダンス化を図った。出力ラインにも厚さ1.5mm、幅12mm、断面積18mm²の極太バスプレートを採用し、伝送能力の向上を図った。

　CD/PHONO/TUNERなど6系統のアナログ入力を装備。ライン出力2系統や、プリアウトなどを備える。大型のスピーカーターミナルを採用。また、真鍮削り出しのインシュレータが付属する

• 定格出力：100W×2(8Ω)/150W×2(4Ω)
• 最大出力：200W×2(4Ω)
• 全高調波歪み率：2%(定格出力時)
• 周波数特性：10Hz～60kHz +1dB/-3dB(LINE入力)
• SN比：100dB(CD、IHF-A)/70dB(PHONO、IHF-A)
• ダンピングファクター：25(8Ω)
• 音声入力：ステレオRCA×6(PHONO/CD/TUNER/LINE1/LINE2/MAIN IN)
• 音声出力：ステレオRCA×1(LINE2)、PREOUT、スピーカー出力
  　　　　　　　　スピーカー出力×6
• 外形寸法：435×390×82mm(幅×奥行き×高さ)
• 質量：11.3kg

■ 「C-1VL(S)」

　A-1VL(S)とデザインをマッチさせたCDプレーヤー。発振周波数偏差が常温で±1.5PPMという高精度の水晶発信器を採用し、音像や音場のリアルな再現力を高め、ライブ感あふれる再生を実現したという。

C-1VL(S)	背面

　また、英Wolfson社製のハイエンドDAC「WM8740」を左右独立して搭載。サンプリング周波数は最高192kHz、ビット数24bit、S/Nは120dB(モノ)/117dB(ステレオ)という高性能を実現。さらに、デジタルノイズの発生を抑え、位相ズレによる音質劣化を低減するという。

　独自の高音質化回路「VLSC」も搭載。メカを中心に有害な振動を排除し、高音質化を図っている。漏れ磁束が少なく、レギュレーションのよいトロイダルトランスを搭載、真鍮削り出しのインシュレータも備えている。

　デジタル出力信号の音質回路への影響を最小限に抑える「Direct Digital Path」や、デジタル出力「ON/OFF」切り替え機能も備えている。

• 周波数特性：5Hz～20kHz
• SN比：110dB
• ダイナミックレンジ：96dB
• 全高調波歪率：0.002%(1kHz)
• 消費電力：9W
• 音声出力：ステレオRCA×1、デジタル出力×3(同軸×1、光×2)
• 外形寸法：435×382×82mm(幅×奥行き×高さ)
• 重量：6.7kg

□オンキヨーのホームページ
http://www.onkyo.co.jp/
□ニュースリリース
http://www2.onkyo.com/jp/what/news.nsf/view/A-1VL_C-1VL?OpenDocument

(2004年5月10日)

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]

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