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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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松下電器産業株式会社は10日、フラットパネルテレビ「VIERA」13機種を発表した。そのうちワイドパネル採用の液晶テレビとしては、業界最高となる視野角176度の新パネルを採用したワイド液晶テレビ「LX300」シリーズと、視野角170度のベーシックモデル「LX30」シリーズを発表した。 LX300シリーズは、32V型「TH-32LX300」、「TH-26LX300」の2機種。ともに6月1日の発売を予定している。 LX30シリーズは、32V型「TH-32LX30」、26V型「TH-26LX30」、22V型「TH-22LX30」の3機種で、32LX30と26LX30が6月1日、22LX30を7月に発売する。
■ TH-32LX300/26LX300
同時発表のプラズマテレビ「PX300シリーズ」と同じく、高画質システム「新『PEAKS(Picture Enhancement Accelerator with Kinetic System)』」を搭載したチューナ一体型の液晶テレビ。本体デザインやリモコンの形状もPX300シリーズと統一している。解像度は1,280×768ドット、応答速度は14ms。 「LCD PEAKSパネル」、「LCD PEAKSドライバー」、「PEAKSプロセッサー」からなるシステムで、LCD PEAKSドライバーにはPX300シリーズと同じく、輝度を含めた3次元カラーマネジメントの「ビビッドカラークリエーション」、1ドット単位にエンハンスすることで鮮鋭感を高めた「サブピクセルコントローラー」を搭載する。
さらに、階調処理については、「NEWアドバンストリアルガンマ」の代わりに「アドバンスト液晶AI」を採用。バックライトの明るさと液晶パネルの光シャッターをシーンにあわせて調整する技術で、従来モデル(TH-32LX20など)から引き続き搭載する。今回はシーン適応型のバックライト制御とガンマカーブ補正を取り入れることで、明るさの表現力が約2.2倍に向上。業界最高の1,024階調相当、23億6,000万色の表現力を実現したという。 また、オーバードライブ技術で中間領域に強制ドライブをかけることで、応答速度14msを実現した。スポーツなどの動きの早い映像も見やすく再現するという。
LCD PEAKSパネルは、業界最高水準という視野角176度(上下左右)を実現。コントラストは1,000:1以上で、バックライトの寿命は約6万時間となっている。メニュー表示などを高速化したPEAKSプロセッサーも、PX300シリーズと同様に搭載する。 搭載チューナは、地上/BS/110度CSデジタルチューナ、地上アナログチューナ。SDメモリーカードへの録画機能もPX300シリーズと同等で、地上アナログ放送をSDメモリーカードへ録画し、D-Snapや携帯電話(900iシリーズなど)で再生できる。また、G-GUIDEを利用した「NEWテレビ番組ガイド(EPG)」、テレビ向けインターネットサービス「Tナビ」も利用できる。 スピーカーは画面左右にスリムスピーカー8個、画面下にウーファ2個の計10個を搭載。総合出力は20Wとなっている。 映像入力は、D4×2、S2映像×3、コンポジット×4を搭載。PX300シリーズに搭載しているHDMI端子は非採用となっている。i.LINKは2系統装備。そのほか、PCカードスロット、モニター出力、光デジタル音声出力、ヘッドフォン/イヤフォン、ファミリーイヤフォン、Irシステム端子などを備えている。 TH-32LX300の外形寸法は、897×301×676mm(幅×奥行き×高さ)、重量は23kg。TH-26LX300は763×301×600mm(同)、135Wとなっている。消費電力はそれぞれ195W、135W。※外形寸法はセットスタンドを含む数値。
■ TH-32LX30/26LX30/22LX30
LX300シリーズとの主な違いは、パネル視野角が上下左右170度となっていること。また、LCD PEAKSドライバーに含まれるビビッドカラークリエーション、サブピクセルコントローラーが採用されていない。 PEAKSプロセッサーも、2003年モデル同じく266MHz駆動の従来品となる。そのため、アドバンスト液晶AIの強化を除けば、2003年版のPEAKSとほぼ同等の高画質化システムといえる。PX300シリーズ、LX300シリーズに採用されている「デジタルゴーストリダクション」も省かれている。 また、SDメモリーカードによるMPEG-4動画記録にも非対応(静止画表示は可能)。HDMI端子も搭載していない。 チューナは地上デジタル/BS/110度CSデジタルと地上アナログを本体に内蔵。スピーカーは、32LX30が角型2個とウーファ2個、総合出力は20W。22LX30が角型2個のみ、総合出力8Wとなっている。 入出力端子はLX300で搭載している前面PCカードスロットや、i.LINK端子が省略されている。映像入力は、D4×2(22LX30は1)、S2映像×3(同2)、コンポジット×4(同3)を搭載。32LX30の外形寸法および重量は、897×301×676mm(幅×奥行き×高さ)、25.5kg。26LX30が763×301×600mm(同)、22kg。22LX30が592×260×504mm(同)、11kg。消費電力は順に、164W、130W、88Wとなっている。※外形寸法はセットスタンドを含む数値。 □松下電器のホームページhttp://matsushita.co.jp/ □製品情報 http://viera.jp/ □ニュースリリース(新・うす型テレビ13機種を発売) http://www.matsushita.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn040510-1/jn040510-1.html □ニュースリリース(地上・BS・110度CSデジタルハイビジョンテレビ) http://www.matsushita.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn040510-7/jn040510-7.html □関連記事 【5月10日】松下、新パネル搭載50/42/37V型プラズマTV「VIERA」 -2,048階調、36億色表示を実現。SDカードにMPEG-4録画も http://av.watch.impress.co.jp/docs/20040510/pana1.htm 【2003年8月21日】松下、「VIERA」シリーズの4:3液晶テレビ7モデル -EPG搭載モデルやPC/SDカード搭載モデルをラインナップ http://av.watch.impress.co.jp/docs/20030821/pana3.htm (2004年5月10日) [AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]
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