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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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社団法人日本経営協会、東京商工会議所主催のビジネス関連の展示会「ビジネスシヨウTOKYO2004」が11日、東京ビッグサイト(国際展示場)で開幕した。開催期間は11日から14日まで。11日と12日は招待日、13日と14日が一般公開日となっている。入場は無料。
'49年に開催された「第1回事務の機械化展(一日でわかる経営合理化展)」からスタートし、永らく事務機や文具の機械化・デジタル化をテーマとしていたイベント。近年ではIT関連の製品およびサービスの出展が大勢を占めるようになっている。
■ 録画機能付き携帯電話を参考展示したNTTドコモ
NTTドコモのブースでは、充電クレードルに録画用のHDDを搭載したテレビ視聴対応の携帯電話を参考出品した。地上デジタル放送の録画と視聴を見据えたもので、今回はあくまでもコンセプトモデルとしての展示。市場導入時期などは未定としている。 折りたたみ式端末とクレードルで構成され、クレードル部分に地上デジタルチューナ、HDD、スピーカーなどを搭載。数日間分の番組を録画し、クレードルに接続した携帯電話にムーブして視聴する。携帯電話側にもHDDやメモリーカードなど何らかのメモリを搭載し、数時間分の番組保存機能を持たすという。HDD容量など詳細は未定。 携帯電話側にも地上デジタルチューナを搭載し、モバイル端末向けの1セグ放送をライブ受信できるようになるという。動画形式はH.264を想定している。 また、録画した番組にネットワーク経由でXMLベースのメタデータを付加し、視聴時に関連情報の表示や、チャプタ移動などを可能にする。 具体的な事例として、同社は「ニュース記事に関連する番組を呼び出す」、「ドラマの出演者が過去に出ていたドラマの情報を得る」、「ニュース番組をスポーツコーナーから見る」、「ユーザー同士がタイムコードを送りあい、番組の感動を共有する」といった利用法を提唱していた。 ハイブリッドレコーダなど他の機器との連携や、コンテンツのネットワークからのダウンロードも視野に入れている。その際、DRMへの対応やメタデータの共有などの問題が浮上するが、「これから他業界に働きかけていきたい」という。 今回の展示機はWindowsマシンとLAN接続されており、PCの映像を電話側でデコードしていただけに留まっている。例として紹介していたメタデータ付きの番組もストリーミングコンテンツを元にしたものだった。
ただし、ディスプレイは滑らかに180度回転し、ディスプレイを横にすると、表示画像も自動的に横表示へと移行するなど、映像視聴に重点を置いたインターフェイスを採用。NTTドコモでは「電車の吊革につかまりながらの視聴など、様々なシーンに対応できる」と説明していた。また、カーソルに円形のタッチパッドを採用し、指でなぞることでチャンネルを変更できる。コンセプトモデルのデザインはリーディング・エッジ・デザインが担当。 ブースでは、4月5日からモニターを募集している「FOMA対応ビジュアルコントローラー」も展示していた。外出先からFOMA端末でAV機器やエアコンなどをコントロールするもので、前面に赤外線送信用のLEDを搭載。リモコンコードで機器を制御する。また、背面にコンポジットやアナログ音声の入出力も装備し、AV機器の画像をFOMA端末で視聴することが可能。 モニターは1,000名を募集し、当選者にはビジュアルコントローラーが賞品として受け渡され、ビジュアルコントローラーに挿入するデータ通信カード(F2402、P2402)が貸与される。モニター募集期間は5月16日までとなっている。
■ UBAブースに2.25TBレコーダ「BigChannel 2」が
ユニックスビジネスアソシエーション(UBA)のブースには、会員企業である日本電算機株式会社(JCC)のハイブリッドレコーダ「BigChannel 2」が展示されていた。 展示品は2月に発表された製品で、すでに3月に発売されている。地上アナログチューナ×6、BSアナログチューナ×1、250GB HDD×9、MPEG-2エンコーダ×6、DVD±R/RWドライブなどからなり、6チャンネル1週間分の番組をすべて録画できる。価格は104万7,900円。 価格面や機能から法人向けの販売も示唆していたBigChannelだが、ビジネスショウの会場に展示されるのは、意外といえば意外。「UBAに頼まれて展示したところ、他社のレコーダユーザーから質問を受けるなど、来場者の反応も悪くない」という。
■ コクヨはCDプレーヤー内蔵デスクを展示
また、コクヨ株式会社のブースでは、CDプレーヤーとスピーカーを内蔵した「エモーショナルデスク」を展示していた。 元ホンダF1チーム総監督の桜井淑敏氏がプロデュースし、デザインディレクターにライティングデザイナーの海藤春樹氏、サウンドデザインに元ヤマハの井出裕昭氏を迎えたブランド「BOOTH」の1つ。通常の引き出しの位置にCDプレーヤーを装備し、机の前方にスピーカーを搭載している。机内部にはホーンロードを設置し、低音再生にも配慮したという。さらにデスク前面がほのかに光るギミックも搭載。 再生時は「周囲にもれる音を低減できるので、オフィス内でも使用できる」としている。外部入力端子やヘッドフォン端子も装備する。「発売以来、机にしては各方面から注目され、受注も多い」という。 発売は2001年で、直販価格は126,000円。デザインをあわせたチェアー(73,500円)、キャビネット(68,250円から)なども用意している。
□ビジネスシヨウTOKYO2004のホームページ (2004年5月12日) [AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]
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