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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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三菱電機株式会社は26日、液晶テレビ「REAL」シリーズ6製品を発表した。「リアルな映像の追求」をテーマに掲げたテレビ製品の新シリーズで、17V型から37V型までの6製品をラインアップしている。発売時期や店頭予想価格は下表のとおり。
REALシリーズでは、10~20インチまでの製品を「パーソナル」、21~39インチまでを「リビング」、40インチ以上の製品を「ニューリビング」と定義。パーソナル/リビングまでをCRTと液晶でカバーし、ニューリビング領域の40~60型までをPDP、50~60型以上をリアプロジェクションテレビでカバーする戦略を掲げ、製品展開する。 今回は、17~37型までの液晶テレビ製品の発表だが、2004年度内には42V/50V型のPDPや、62型のDLPリアプロジェクションテレビを投入するロードマップも示された。
■ リビング(37V/32V/27V/23V型)
最上位モデルの「LCD-H37MRH4」では、37V型1,920×1,080ドットのフルHDパネルを採用。37V型のフルHDパネル採用液晶テレビの正式発表は本製品が世界初となる。32V型の「LCD-H32MX4」は1,366×768ドット、27V/23V型は1,280×720ドットの液晶パネルを採用する。 ともに、広視野角でカラーシフトの少ないMVA方式液晶パネルを採用し、視野角は上下左右170度、輝度は550cd/m2、コントラスト比は600:1。応答速度は12ms。また、新開発の高画質化回路「Diamond Engine II」を搭載する。
「Diamond Engine II」は、1080pまで対応可能な画素変換、I/P変換回路で、パネル画素数に最適なI/P変換を行なうことで、高精細な映像を実現するという。独自のアルゴリズムの採用により、自然な輪郭補正を行なう「ダイナミック・イメージプロセッサ」を搭載。特にアナログ放送などの鮮鋭度の向上が図られるという。 さらに、コントラストやブライトネスの自動制御により滑らかな階調特性を実現し、黒階調再現性を向上させる「ダイナミック・レベル・エクスパンダー(DLE)回路&γ補正回路」や、R/G/B/Y/M/Cの6軸独立調整による「3次元カラーマネージメント」により、自然な色合いと鮮やかな色調を両立したという。
いずれもチューナー一体型となっている。アンダースピーカーの採用により、設置面積の低減を図った。出力W数は37/32型が10W×2ch、27/23型が8W×2ch。人の声を強調し、ニュース番組などを聞き取りやすくする「クッキリボイス」、「クリアトーン」や、ステレオ音声を感知してCM時の音量を自動的にダウンさせる「ステレオトーン」なども備えている。チューナは地上/BS/110度CSデジタルと、地上アナログに対応。デジタル放送用のEPGを搭載し、地上アナログチューナはゴーストリダクション回路を搭載する。 また、2系統のD4入力を備えており、2つの入力画面を同時に楽しむことができる「2画面機能」も備えている。DVI端子やiLINK端子2系統なども装備。また、左右22.5度のスイーベル機能も備えている。
■ パーソナル(20V/17V型) 20V型の「LCD-20V4」は、640×480ドットの4:3パネルを採用。3次元Y/C分離回路の採用などで、高画質化を図っている。 17V型の「LCD-17X4」は、1,280×768ドットの15:9液晶パネルを採用。色滲みを低減する4ラインDCF回路を搭載し、高画質化を図っている。上18度、下4度、左右それぞれ25度のチルトスイーベル機構を採用している。 ともに電源回路を本体に内蔵し、ACアダプタが不要となっている。
□三菱電機のホームページ (2004年5月26日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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