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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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株式会社ホロンは、DVDオーサリングソフト「Hyper DVD Author」と「Hyper DVD Author DX」を6月4日に発売する。価格はそれぞれ10,290円、13,440円。 Hyper DVD Authorは、同社と韓国Honest Technology(Honestech)が共同開発した動画変換およびDVDオーサリングソフト。対応OSはWindows 2000/XP。 AVI、MPEG-1、MPEG-2、WMV、DivXなどをDVDビデオ収録用のMPEG-2に変換し、タイトルメニューの作成や、DVDへの書き込みなどを行なう。MPEG-2ヘの変換時に、独自の低レート変換技術「ハイパートランスコード技術」を利用するのが特徴。キャッチコピーとして「ドラマ1クール(13回分+最終回延長分など)を1枚のDVDに記録できる」(同社)を掲げている。
同技術は、同社の「PANDRA DVD」シリーズで採用した「トランスコード技術」と、「DaViDeo HyperVideo」で採用したGOP操作による長時間映像の低容量化技術「ハイパービデオ」を組み合わせたもの。 変換したMPEG-2は、Bピクチャのデータが0Byteのダミーデータに差し替えられる。「Bピクチャは、MPEG策定当時の再生環境を想定して挿入されたもの。現在のPCやDVDプレーヤーでは、Bピクチャに頼ることなく再生できる」(同社)という理由からだ。 また、「18フレームまで」と定義されているGOPのフレーム数を、強制的に60フレームにまで拡大。さらに解像度を352×240ドットとし、音声をMPEG-1 Layer2の64kbyte(ステレオ)とすることで、データ圧縮率を高めた。これらにより、ビットレートを480kbpsにまで落としている。 同社がハイパートランスコードを行なった平均ビットレート480kbpsのMPEG-2ファイルをPC上で再生したところ、動きが激しいとざわつきが大きくなるものの、再生画像が静止画中心の場合、思ったよりブロックノイズが目立たなかったという。同社では利用法として、「会話中心のドラマやアニメ、情報番組などのアーカイブ」を提唱している。
カット編集、チャプタの挿入も可能。将来的にはDVD-RAM VR形式への対応や、量子化マトリックスの最適化などをアップデートで行なうという。7月にはDVD+R DLへの対応アップデータを公開する予定。 なお、Hyper DVD Author DXは、Hyper DVD Authorにビデオ編集ソフト、音楽編集ソフトなどを追加した統合パッケージという位置付けになる。 (5月27日現在、これらの製品に関する情報は掲載されていない) http://www.holonsoft.co.jp/ (2004年5月27日) [AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]
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